猫ってじっと見つめることが多いですよね。
「飼い主を見つめるのはなぜ?」
「見つめているときは何を考えてるの?」
と思う方も多いでしょう。
この記事ではじっと見つめる理由や猫特有の習性などをまとめました。
最後まで読んでいただくと、猫がなぜ、一点をじーっと見つめるのか、その行為のい謎が全て解けます。ぜひ参考にしてください。
目次
飼い主を見つめる理由
あなたが飼っている猫ちゃん。
たまにじーっとあなたのことを見つめていませんか?
あのとき、猫はいったい何を考えているのでしょうか。
もしかしたら、今すぐあなたに構ってほしいと思っているのかもしれませんよ!?
じーっと見ている、その謎について知りたくありませんか?
これから、いくつかの例を挙げて行きますので、どの項目が当てはまっているのか楽しんで見つけてくださいね。
おなかがすいている(御飯を下さい)
これは、素直にお腹が減っていることを飼い主であるあなたにアピールしているときです。
猫ちゃんはあなたの足元にまで寄ってきて、上目遣いでおねだりしていませんか?
行動としては、少しそわそわとした様子で、あなたの一挙一動を期待しながら見つめています。
ついさっきご飯をあげたばかりでは無い場合は、いじわるしないですぐにご飯をあげてくださいね。
ただ飼い主を観察しているだけ
猫は非常に賢い生き物で、飼い主が何をしようとしているのか興味津々で見ていることがあります。
飼い主の近くにまで寄ってきて、なおかつ目が輝いている場合は、飼い主に対する興味と愛情を示しています。
しかし、何かに隠れながら片目だけで見つめている場合は、何かに対して少し警戒しているのかもしれません。
寂しい
猫は独りで自由に遊んでいるように見えて、実はとっても寂しがりやです。
誰かが側にいる場合は安心して遊べるのですが、誰もいない場所にずーっといると寂しくなって飼い主の様子を見に来ることがあります。
遊んでほしい、かまってほしい
猫ちゃんが少しいたずらっぽい顔つきをしているときは、間違いなく遊んでほしいときでしょう。
かまってほしい気持が強くなるほど猫ちゃんのいたずらが増えますので、思いっきりかまってあげましょう。
猫ちゃんの気持が満たされたら、急にふいっと興味をなくしてどっかに行きますよ。
満足した証拠なので、飼い主さんはこれで大成功です。
部屋が寒い(暑い)
見つめる理由には色々ありますが、猫は寒い所と暑い所が苦手な生き物なので部屋の温度に不満を感じた時にはよく飼い主の顔を見つめる事が多いです。
体を丸めながら飼い主を見つめている時には部屋の温度を気にしてあげと良いと思います。
猫にとって快適な室温は23度~28度と言われておりエアコンなどで適温を保つ方法がお勧めです。
暇だからなんとなく
何かをして欲しいと感じた時に猫は飼い主を見つめる事が多いですが、物を理解したりかまって欲しいといった感情でも飼い主を見つめる事があります。
特に何かをして欲しいと言う訳では無く暇だから飼い主をじっと観察している事もあるので、飼い主も猫を観察してあげると良いと思います。
意味も無く見つめている時には飼い主も見つめ返すと喉をゴロゴロさせたり擦り寄ってきたりするので、このような行動があった時には優しくなでてあげると喜ぶと思います。
トイレを掃除してほしい
猫が飼い主を見つめる理由で一番多いケースとしてトイレを掃除して欲しい時に猫は飼い主を見つめます。
猫は綺麗好きな生き物なので、トイレが汚れているとストレスを感じたり病気になってしまいます。
トイレを掃除して欲しくて飼い主を見つめる場合には、しつこく飼い主に向かって鳴いたり見つめたりしてトイレを行ったりきたりする行動が見られます。
しつこく鳴いて飼い主に訴えてくるので、すぐにトイレを綺麗にしてあげると良いと思います。
外を見つめる理由
猫が窓からじっと外を眺めている光景を見かける事も多いと思います。
猫が外を眺める理由には意味があると言われており、ここでは猫がなぜ外をじっと眺めたくなるのかを紹介したいと思います。
外で遊びたい
本来猫は犬と違い外を走り回る行動はしないので、散歩をしたくて飼い主に訴える事はないのですが、室内が狭くてストレスが溜まっている場合には外で遊びたいので外をじっと眺めている時もあります。
特に過去に外で暮らしていて室内猫になった猫は外が気になってストレスが溜まってしまうとされており、そういった猫はよく窓から外を眺めている行動が目立ちます。
ただ単に景色を見たい
猫は好奇心旺盛な生き物とされており、外で鳥が飛んでいたり木から葉が落ちれば気になって仕方がありません。
実際に外に出て追いかけっこをしたいという訳ではありませんが、動く物に興味を示す生き物なので、窓から外の景色を意味も眺めている猫も多く居るようです。
外に向かって激しく鳴いたり、窓を爪でカリカリしていたら外に出たくて眺めている心理ですが、特に何もせず外を眺めている時にはそっとしてあげる方が猫には良い行動だと思います。
猫が猫同士、他の動物と見つめる理由
猫が猫同士、もしくは他の動物とじっと見つめる理由はなぜでしょうか?
必ずしも、いい感情だけではなさそうです。
それでは、ご紹介いたしましょう。
警戒(威嚇)・敵意
尾を逆立てて、ぐるぐると対象のまわりをまわりながら、一定の距離を保ちつつ見つめているときは、対象が敵であると認識つつ非常に警戒しています。
猫ちゃんが敵意を失うまで容易に近づかない方が良いでしょう。
愛情
寝ているとき、ふと視線を感じたことはありませんか?
目を開けると、愛しい猫ちゃんがこちらを見つめていることがあります。
猫ちゃんは大好きな飼い主さんが生きているのか、寝ているのか確認しているのです。
愛情表現として、猫ちゃんが髪をなめる(グルーミング)する行動が見られます。
朝、目がさめたときに枕元に毛が大量に落ちてる、そんなことはありませんか!?
信頼
飼い主さんと猫ちゃんの信頼関係が結ばれると、猫ちゃんは飼い主さんのことを目で追うようになります。
飼い主さんがいつも通り元気で健康でいることを確認して、いつも通り猫ちゃんに愛情をたっぷり注いでくれることを疑うことなく、心から信じているのです。
私たち飼い主は、気まぐれで自由な猫ちゃんを愛していながらも、猫ちゃんもまた私たち飼い主のことを大好きに思っています。
そんな関係をずーっと築けるためにも、日々一緒に生活できることを感謝しながら生きていきたいものですね。
天井や空中を見つめる理由
何もない天井や空中を猫が凝視するという現象がありますが、その理由について調べるとフェレンゲルシュターデン現象というものが挙げられることが多いです。
ここでは猫が何もない天井や空中を見つめる理由について、詳しく書きたいと思います。
フェレンゲルシュターデン現象とは
フェレンゲルシュターデン現象とは猫が何もない天井や空中を見つめる現象のことで、ナチスドイツで心霊現象を研究していたシュターデン博士が発見した現象です。
それによると猫には人間には見えない幽霊を見ることができて、それが何もないところを凝視する理由とされています。
しかし実はこれは全くの嘘でフェレンゲルシュターデン現象というのはそもそもネットの掲示板が発祥の言葉です。
実際にはフェレンゲルシュターデン現象というものは存在しないので猫が何もないところを凝視する現象とは関係ありません。
実は耳を澄ましている?
猫の聴覚は非常に優れていてとんでもなく高音を聞き取れる生き物であり、猫が何もない天井や空中などを見つめているのは実は耳を澄ましているからだと言われています。
人間と比較して聴覚が優れているということはその分だけ人間には聞こえない音でも聞き取れるので、実際に猫は人間には聞こえない物音でもしっかりとキャッチできます。
人間の視点で見ると何もない天井や空中などを見てるようにしか見えませんが、実は猫からすれば物音が聞こえた方向をジッと見ているだけなのでしっかりとした理由があるわけです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では猫がじーっと見つめる理由について解説しました。
最後にもう一度、なぜ猫が見つめるのかをおさらいすると
- 猫はかまってほしくて見つめている
- 案外気まぐれで見つめている
- 聴力が優れているので気になってみてしまう
という理由があります。
「猫がじーっと見つめるのはなぜ!?」なのか、理解していただけましたでしょうか。
猫ちゃんが日々幸せで満足してあげられるように、飼い主さんは一緒にいられる時間を大切にしながら、たっぷり愛情を持って可愛がってあげてください。