遊園地や絶叫マシンが好きな女性は、妊活中も遊びに行くことがあるでしょう。まして、上にお子さんがいれば、家族で遊園地に出かける機会も多いはずです。
ただし、妊活中の女性の場合、自分に自覚がない妊娠超初期に遊園地に出かけ、気づかずに絶叫マシンに乗ることもあるかもしれません。
その結果、流産してしまうことはないのか、心配ですよね。そこで今回は、妊娠超初期に絶叫マシンに乗ることや、妊娠中に遊園地に行くことについて、どう捉えるべきかをお話しします。
妊娠超初期に絶叫マシンに乗ると流産する可能性があるって本当?
妊娠超初期とは、妊娠0~4週の間の期間をいいます。生理が始まった日から7日間を妊娠0週といい、妊娠の成立は受精卵が子宮内に着床した時なので、この時期は自分が妊娠している自覚がない女性の方が多いのです。
つまり、妊娠していることに気づかないまま、遊園地で絶叫マシンに乗る可能性が十分にある時期だということです。では、妊娠に気づかず絶叫マシンに乗ったことが原因で、流産することはあるのでしょうか。
結論をいうと、絶叫マシンに乗ったせいで流産することは、ほぼないといえます。ただし、受精卵が染色体異常の場合、妊娠超初期に化学流産することがあります。そのタイミングが、遊園地で絶叫マシンに乗った時に重なることはあるかもしれません。
妊娠中でも遊園地に行くのはOK?
妊活に励んでいる女性以外は、自分が妊娠しているかどうかを、生理の予定日に照らし合わせて考えたりはしないものです。そのため、妊娠超初期だけでなく、妊娠初期に入っても気がつかない女性もいるのです。
妊娠超初期から妊娠初期は安定期ではないので、注意が必要な時期ではあります。では、絶叫マシンに限らず、様々な乗り物が多い遊園地に行くことに、問題はあるのでしょうか。
妊娠初期までの不安定な時期であっても、遊園地に行くことに問題はありません。むしろ、遊園地が好きなら、ストレス解消に出かけるのはよいでしょう。
ですが、妊婦さんの体内では女性ホルモンの分泌が急激に変化し、見た目に変わりがなくても、疲れやすくなっているものです。そのため、いつものペースで遊ぶことで、具合が悪くなることもあります。
妊娠中は乗り物に制限はあるの?
では、妊娠中に遊園地で楽しむ時に、これまで通り、乗り物に乗って大丈夫なのでしょうか。妊娠を自覚しているのであれば、各アトラクションの表示をチェックして、妊婦さんがNGなものは避けます。
また、ジェットコースターなどの絶叫マシンも、身体を激しく揺さぶられ、具合が悪くなる可能性があるので、避けた方が無難です。そして、アトランダムに何かが飛び出す仕掛けがあるなど、瞬間的にストレスがかかる乗り物も、ママの体調によくない影響を与えます。
そのため妊娠初期は、シートベルトをしなくてもよい、動きが緩やかな乗り物や、座って乗れる乗り物を中心に楽しむとよいでしょう。なお、立ったまま何時間も待ったり、混んでいる遊園地に行くのは、おすすめできません。
体調が安定するまでは注意が必要
妊娠超初期から妊娠初期という体調が不安定な時期に、遊園地に出かけ絶叫マシンに乗っても、お腹の赤ちゃんを流産する可能性はほとんどありません。
ですが、ママの体調は本調子ではないので、無理せずに楽しめるところを選ぶのが基本です。何度も訪れたことのある遊園地に出かけると、予想外のストレスを感じることが少ないので、楽しめるはずです。
ただし、一日中、いろいろな乗り物に乗り続けるような楽しみ方は、避けることをおすすめします。元気な赤ちゃんを産むためにも、脱ぎ着しやすい上着やお腹がすいた時にすぐに口にできるものを用意していくなど、準備をしっかりしてから出かけましょうね。