今年、妊娠されている女性に注意してほしい『リンゴ病』!!
なんでも今年はリンゴ病が大流行するんだそうです。
もし妊娠後期にリンゴ病になってしまうと。。。?!
予防策&影響とは??
目次
妊娠後期の『リンゴ病』に注意!!
リンゴ病って『小さい頃によく流行った伝染病。。。』
そんな印象が強いのですが、
実は最近、そうでもないらしいんです!!
大人もリンゴ病が大流行の予測が出ているって、
皆さんご存知でしたか??
今回はそんな、妊娠中になると危険なリンゴ病のお話です。
今年《リンゴ病》が大流行する?!
リンゴ病は、特に注意してもらいたい病気の一つにランクインされています。
2015年春から都内で患者が急増し、2016年にはなんと、
5年に1度のピークがくると予測されているんだとか。。。!!
妊娠中の方は注意が必要です。
リンゴ病の症状とは??
主な症状は、発熱や全身の倦怠感、関節痛です。
大人がかかっても、
頬や腕・太ももなどに紅斑は出ない場合もあるので、
最初の頃は、風邪と勘違いする人も多いようです。
頬の赤みは10日前後で薄くなって来るのでご安心を。
この菌の潜伏期間は約1週間ほど。
発熱や関節痛・紅斑が出るまでには数週間という時間がかかります。
紅斑が出る前がもっとも感染力が強く、
紅斑が出た頃にはすでに感染力はないので、
これからうつる、という心配はまずなし。
しかし、紅斑が出た時には、
すでに周囲に感染している確率が高い。。。というのが実情!!
かなり危険な病気ですね。
妊娠後期にリンゴ病に。。。胎児への影響とは??
妊婦さんが感染すると、
赤ちゃんに深刻なトラブルが起きる可能性があります。
体内で、赤血球のもとになる「赤芽球」という細胞が感染してしまいます。
これがウイルスにより壊されてしまうと、
体内では一時的に赤血球ができなくなります。
すると、胎盤への血液供給がうまくいかなくなり、
胎盤経由で赤ちゃんにも感染してしまい、
赤ちゃんの赤血球が減少してしまいます。
その結果、胎児貧血になり、
さらに重症化すると赤ちゃんのむくみ(胎児水腫)がひどくなって、
体内で死亡する、なんてこともあるのです。。。
現在の厚生労働省の調査では、
りんご病にかかった妊婦さんのうち、
約7割が流産や死産に至ったと言われています。
本当に恐ろしい病気です。
リンゴ病の予防策とは??
基本中の基本ですが、
普段からマスクやうがい・手洗いを励行することが一番大事です!!
もしも、上のお子さんがいらっしゃる場合は、
しっかりと生活習慣を身につけさせて、
感染のリスクを抑えておくことが大事になってきます。
妊娠中にリンゴ病になってしまった時の対処法
妊娠中、妊娠前にかかわらず、りんご病に対する治療法は対症療法です。
症状をやわらげる薬を飲みながら安静にして自然治癒することを待ちます。
待ってるだけなんて辛いかもしれませんが、頑張りましょう。
特別な治療薬もワクチンがないので、
やっぱりかかる前の予防が大事です!!