妊娠初期の女性が感じている、不思議に思っている事で、
『妊娠初期に体温が二段階上がりする現象がある??』という話を聞きます。
はたして本当なのか??妊娠と体温の関係とは??
妊娠初期には体温が二段階上がりする??
二段階で上がるのは普通??本当??
『妊娠すると体温が妊段階に上がる』
『着床したら、体温が二段階に上がる』
皆さんこんな話を聞いたことはありますか??
もちろん、前者も後者も俗説です。
女性は、排卵したら黄体ホルモンが増えてくると言う話はご存知だと思います。
排卵するとおおたいホルモンが出てきて、排卵したと言う事を体に知らせます。
すると体は、いつ妊娠しても大丈夫なように、
黄体ホルモンを出して行き、妊娠の準備を始めます。
この黄体ホルモンの伝わり方が上手く行っている方であれば、
排卵後から体温が一気に上がり、そのまま安定した高温期を迎えます。
しかし、排卵期に黄体ホルモンの力が弱かったりすると、
体は排卵したのか分からずに体温がまごついてしまいます。
少し時間が経ち、体が排卵を認識した時点で、
黄体ホルモンがたくさん出てきて、体温を上げ始めます。
こうなってくると、体温が二段階で上がったように感じるわけですね!!
黄体期では、ホルモンは黄体ホルモンだけではなく、
エストロゲンなどの4つのホルモンが支えあって出来ています。
このかみ合わせが良ければ良いほど、黄体期の体温は安定してきます。
妊娠の異常などではないので、安心していただきたいです。
ホルモン自体も生き物なので、機械などのように正確に動くわけではありません。
あなたの体の中で、日々迷ったり悩んだりしているのかもしれません。
たまには毎日頑張っている体をいたわってあげる日を作ってあげてもいいかもしれませんね。
妊娠と体温の関係
妊娠はあなた自身の体に大きな変化を表します。
それを支えるホルモン達もあなたの体の中で変化を支えているわけですから。
さて、今回お話ししている二段階に体温が上がるように感じると言う事ですが、
この、二段階で体温が上がったと感じる人の中には、基礎体温が元々低い方が多いようです。
元々体温が低いために、少し体温が上がる事が何度か繰り返されているように感じるそうです。
このような方でしたら、体温が37度近くにならなくても、
妊娠している可能性は十分に考えられます。
逆に高かった体温が急激に下がってしまった場合は、何か原因があるのかもしれません。
そうではなく、普段の低温期との差が0.3度以上あれば問題ない、通常の妊娠であると言えます。