夏が近づくと、ムダ毛が気になりますよね。海やプールに出かける予定がある女性は、脇や手足だけでなく、VIO(陰部)ラインの処理も気になるはずです。 エステティックサロンで脱毛処理をするのもよいですが、どうしても高額な費用がかかってしまいます。そのため、自宅でセルフケアする女性も多いものです。 脱毛のためのセルフケアの方法には、毛抜きで抜く、カミソリで剃る、家庭用脱毛器を使うなど、いろいろな方法がありますが、中でもおすすめなのが「除毛クリーム」を使うことです。 そこで今回は、除毛クリームとは何か、その成分や効果、使用するメリットとデメリット、除毛クリームの種類の違いと選び方、おすすめの除毛クリームなどについて、お話しします。
目次
- 1 除毛クリームって何?脱毛とはどう違うの?
- 2 除毛クリームの成分にはどんなものが含まれるの?
- 3 除毛クリームには効果があるの?効果が続く期間は?
- 4 除毛クリームを使うメリットとは?
- 5 除毛クリームを使うデメリットとは?
- 6 脱毛クリーム・除毛クリーム・抑毛クリーム・抑毛ローションの違いについて教えて!
- 7 自分にあった脱毛方法はどうやって選べばいいの?
- 8 実際に除毛クリームはどうやって選ぶ?
- 9 おすすめの除毛クリーム10選
- 10 市販の除毛クリームとおすすめ除毛クリームの違いはあるの?
- 11 除毛クリームの正しい使い方とは?
- 12 除毛クリームを使う際の注意点って何?
- 13 正しく除毛クリームを使って、ツルスベ肌を手に入れよう!
除毛クリームって何?脱毛とはどう違うの?

脱毛とは
脱毛とは、その名の通り、ムダ毛を毛根から取り除くことをいいます。自宅でセルフケアする方法と、エステティックサロンなどで脱毛処理をしてもらう方法があります。 セルフケアでの脱毛はお金をかけずに行えますが、毛穴が開く、炎症を起こして色素沈着するなどのトラブルが起こることも多いようです。 一方のエステティックサロンで脱毛処理を行う際には、光脱毛やニードル脱毛、医療レーザー脱毛などの種類があり、熱でムダ毛の毛根を破壊することで、再び生えてこないようにします。 その場合、皮膚深部の毛根を処理することになるため、多少の痛みを伴うことがあります。除毛とは
一方の除毛とは、皮膚の表面にみられるムダ毛を取り除くことをいいます。カミソリやシェーバーを使って剃る、あるいは除毛剤を使って取り除く方法があります。 この除毛する方法の一つに、除毛クリームを使うことがあげられるのです。除毛クリームとは
除毛クリームとは、アルカリ成分を配合してつくられた、ペースト状のクリームのことをいいます。 決められた時間、肌に除毛クリームを塗ることで、生えているムダ毛のたんぱく質を溶かして除毛します。脱毛ではないので、除毛クリームでセルフケアしても、時間がたつと再びムダ毛は生えてきます。 最近は、女性のムダ毛処理のための商品だけでなく、体毛の濃い男性のムダ毛を除毛するための強力な除毛クリームも販売されています。除毛クリームの成分にはどんなものが含まれるの?

チオグリコール酸カルシウム
除毛クリームで使われることの多い成分には、「チオグリコール酸カルシウム」があげられます。 チオグリコール酸は、メルカプト酢酸と呼ばれることもあり、刺激臭がある無色の酸です。このチオグリコール酸に含まれているカルシウム塩のことを、チオグリコール酸カルシウムといいます。 体毛を構成しているケラチンタンパク質を変性して溶かす働きがあるので、除毛クリームには5~10%配合されていることが多いです。水酸化カルシウムと水酸化ナトリウム
次に、「水酸化カルシウム」と「水酸化ナトリウム」です。 水酸化カルシウムと水酸化ナトリウムは強いアルカリ性成分を持ち、体毛に含まれるたんぱく質の分解や溶解を促します。そのため、除毛クリームのうち2~6%程度配合されている商品が多いです。ここで覚えておいてほしいのが、除毛クリームを塗ることで、脱毛しているわけではないということです。除毛クリームの成分によって、肌表面に出ている体毛のたんぱく質を溶かすことで、除毛をしています。そのため、作用するのは肌表面に出ているムダ毛だけになります。毛根には作用しないので、時間が経つと再びムダ毛は生えてくることになることを、しっかり認識しておく必要があります。
除毛クリームには効果があるの?効果が続く期間は?

除毛クリームを使うメリットとは?

仕上がりがキレイ
まず、除毛クリームを使うと仕上がりがキレイなことです。 カミソリやシェーバーを使ってムダ毛を処理すると、どうしても切れたムダ毛の先端が黒く見えますし、毛抜きでぬくと肌表面にプツプツが残ることがあります。 除毛クリームは、ムダ毛のたんぱく質を溶かすことで取り除くので、見た目もキレイに仕上がります。ムダ毛を除毛した後の肌表面が、ザラザラしないことも、メリットといえるでしょう。チクチク感が少ない
次に、ムダ毛は生えてくる際にチクチク感を感じにくいことです。カミソリやシェーバーを使ってムダ毛を処理すると、毛先が荒くなっているので、どうしてもチクチク感があらわれてしまいます。 ですが、除毛クリームはムダ毛のたんぱく質を溶かしているので毛先が丸くなっているので、生えてくるときにこうした刺激を感じることはありません。使い方が簡単
そして、除毛クリームは使い方が簡単なことです。 脱毛までに必要な時間こそ、商品によって異なります。除毛したい部分の体毛が隠れるように除毛クリームを塗り、5~8分程度そのままにしてから、取り除くというのが一般的な使い方です。 一度に広範囲のムダ毛を処理することができますし、所定の時間ができたら拭き取る、あるいは洗い流すだけなので、誰でも手軽に用いることができます。 除毛クリームは家庭用脱毛器などと比べると安価なので、続けやすいこともメリットといえます。除毛クリームを使うデメリットとは?

脱毛クリーム・除毛クリーム・抑毛クリーム・抑毛ローションの違いについて教えて!

抑毛とは
そもそも抑毛とは、毛の成長を抑えることです。女性ホルモンに似た成分を毛根や毛根周辺の細胞に塗ることで、ムダ毛が生える力を抑制することができるのです。その働きを利用してつくられているのが、抑毛クリームと抑毛ローションです。 その効果は同じですが、形状がクリームなのか、ローションなのかが異なり、テクスチャーの好みによって商品を選択する女性が多いようです。 抑毛クリームや抑毛ローションには、ムダ毛が生える力を抑制する働きがあるので、使い続けることで体毛を細くしたり、生えてくるムダ毛の本数を減らす効果があるとされています。 また、ムダ毛が細くなることで、抜けやすくなるのだそうです。 ただし、抑毛クリームや抑毛ローションに即効性はなく、使用を続けて効果を実感できるようになるまでに、約2週間から2カ月かかるといわれています。 ですが、脱毛クリームや除毛クリームと併用することで、生えてくるサイクルを伸ばし、セルフケアの負担を軽減できそうです。自分にあった脱毛方法はどうやって選べばいいの?

メリット | デメリット | |
---|---|---|
カミソリやシェーバーで剃る | ・誰でも簡単にできる ・すぐにムダ毛を除毛できる ・器具や装置が安価 | ・すぐにムダ毛が生えてくるので、その場しのぎにしかならない ・カミソリ負けして肌が荒れることがある ・剃るとムダ毛の断面が太くなるので、剃った跡が目立つ |
ワックスで抜く | ・ムダ毛の根っこから抜けるので、一度処理すると生えてくるまでに時間がかかる ・すぐにムダ毛を除毛できる ・くり返し使うことで、ムダ毛が薄くなってくる | ・一時的に脱毛できるだけなので、定期的なケアが必要 ・ワックスの購入費用がかかる ・ワックスをはがすときに痛みがある ・ワックスをはがすことでの肌へのダメージが大きい |
家庭用脱毛器で抜く | ・エステティックサロンなどで行われている脱毛処理が自宅でできる ・エステティックサロンでの脱毛の施術と同じような効果が望める ・自分のペースで脱毛ができる ・一度脱毛すると、その効果が長持ちする | ・家庭用脱毛器自体が高価なうえ、交換用カートリッジなどのランニングコストがかかる ・永久脱毛ではないので、定期的なセルフケアが必要 ・自分では施術しにくい部位がある |
サロンやクリニックで施術を受ける | ・全身脱毛が可能・医療でレーザー脱毛を受ければ永久脱毛もできる ・専用機器を使ってプロの施術を受けられるので、素早く確実に処理ができる ・脱毛後の効果が長持ちする | ・施術する部位にもよるが、高額な費用がかかることが多い ・エステティックサロンやクリニックに通う手間がかかる ・施術方法によっては、永久脱毛にはならない |
除毛クリームで除毛する | ・除毛クリームを使うことで、すぐにムダ毛を処理できる ・比較的安価に購入できる ・素早くキレイにムダ毛を処理できる ・痛みが少ない | ・効果が持続しないので、定期的にケアする必要がある ・除毛クリームの成分により、肌にダメージが出ることがある |
実際に除毛クリームはどうやって選ぶ?

肌タイプで選ぶ
まず、自分の肌タイプにあった除毛クリームを選ぶことです。
肌が丈夫なひとなら、どんな除毛クリームを使ってもそれほどトラブルはないと思いますが、敏感肌やアトピー肌の場合は、内容成分をきちんとチェックする必要があります。
除毛クリームの中には、抗炎症成分や抗菌成分、美肌成分が配合されているものもあるので、自分にあうものを探してみましょう。
その際には、必ずテスターを使って、使用時に痛みやかゆみ、炎症が出ないかを確認してから購入するのが基本です。
ムダ毛のタイプで選ぶ
次に、自分のムダ毛のタイプにあった除毛クリームを選ぶことです。
体毛の濃い・薄い、ムダ毛が太い・細いなど、ひとによって、同じ除毛クリームを使っても、感じる効果は違います。
最近は男性向けに剛毛でも対応する除毛クリームも発売されていますので、場合によってはそれらを利用するのも選択肢の一つです。
脱毛する部位に合わせて選ぶ
そして、脱毛したい部位にあわせて、除毛クリームを選ぶ方法です。
除毛クリームはムダ毛に含まれるたんぱく質を溶かして除毛するので、部位によっては強すぎて使えない部位があります。
具体的には、デリケートゾーンや顔、脇などです。腕や脚とは違うので、部位によって除毛クリームを使い分けるのもよいでしょう。
塗布時間で選ぶ
また、除毛クリームを塗布する時間にこだわるひともいるようです。
除毛クリームは、塗った後に時間をおいてから、拭き取ったり、洗い流したりします。そのため、肌が敏感なひとは、塗布時間が短く済むものを選んでいるようです。
価格・購入方法で選ぶ
このほかにも、ランニングコストを考えて価格を選ぶ、定期的に自宅に届いたり、効果がないときに返金できるなど購入方法で選ぶというひともいます。
自分にあった除毛クリームは何かを考え、選んでみるとよいと思います。
おすすめの除毛クリーム10選
では、数ある除毛クリームの中で、おすすめのものをいくつか紹介しておきましょう。パイナップル豆乳除毛クリーム

ディー・レジーナ・エピ・プレミアム

プリュムインバスリムーバー

EpiSara(エピサラ)

ヘアーリデューシングクリーム(Episivaエピシーヴァ)

プレミアムリムーバーミルク

NULLリムーバークリーム

ソランシア・リムーバークリーム

メルティヴィーナス

鏡花水月リムーバークリーム
女性の肌に負担をかけないことを最優先に、開発された除毛クリームです。2つのアロエエキスをはじめ、抗炎症効果の高い天然成分をふんだんに配合しています。 そのため産毛も太いムダ毛もしっかり除毛でき、使用後の痛みが少なく、敏感肌の方でも肌荒れが少ないと評判です。 また、製造はすべて日本の工場で行われており、徹底した品質管理の中で製造された商品なので安心です。 通常価格は1本200gで2,700円と、コストパフォーマンスがよいことも魅力です。市販の除毛クリームとおすすめ除毛クリームの違いはあるの?

除毛クリームの正しい使い方とは?

パッチテストをする
まず、肌が敏感なひとは特に、使用前にパッチテストをすることです。 一般的なパッチテストの方法は、腕や脚など使用したい部分に、10円玉くらいの大きさの除毛クリームを塗り、指定された時間通り待ち、時間になったら拭き取るあるいは洗い流すのが基本です。 1日様子を見て、除毛クリームを塗った部分が赤くなったり、かぶれていなければ問題ありません。塗布時間を守る
次に、除毛クリームが定めている塗布時間を守ることです。除毛クリームによって、塗って放置する時間は異なります。 ムダ毛の量や質には個人差があるので、所定の時間では思うように除毛できないと感じることもあるかもしれませんが、だからといって除毛クリームを塗ったまま、放置する時間を長くしてはいけません。塗布する量を調整する
そして、塗布する量にも注意が必要です。しっかり除毛するためには、ムダ毛が隠れる長さまでたっぷり塗る必要があります。その際、除毛クリームが均一に塗ってあることも、大事なポイントです。 高価な除毛クリームを買うと、ケチって薄く塗るひともいるようですが、それでは効果を引き出すことはできません。体調に気をつけて、使用頻度は控えめに
さらに、除毛クリームは使用頻度にも配慮する必要があります。除毛クリームの効果が持続する期間は、3日から1週間ほどが目安といわれています。 除毛クリームを使って思うようにムダ毛の除毛ができなかった場合、2日続けて使いたくなると思いますが、タンパク質を溶かす成分が使われているので、思っている以上に肌に負担をかけてしまいます。 除毛クリームを使うときには、中1日以上あけてから使うようにしましょう。生理前後や日焼けした翌日の使用は避けてください。もちろん、体調が悪いときにも使用を控えるのが基本です。
肌を清潔にしてから使う
最後に、除毛クリームを使うときには、まず塗布する部分の肌を清潔にし、しっかり温めてから使うようにしましょう。これは、除毛クリームの成分がしっかり浸透するうえでも大切です。 入浴時に除毛クリームを使い、浴室で洗い流すようにすれば、時間も有効活用できるはずです。使用後は肌のクールダウンと保湿ケアをする
そして、除毛クリームを使った後には、除毛した部分をクールダウンし、その後は保湿ケアをすることをおすすめします。 クールダウンの方法は、水で冷やしても、保冷剤を包んだタオルをあててもOKです。 除毛クリームに保湿成分が含まれていたとしても、ボディ用の保湿ローションや保湿クリームを使って、きちんとケアする習慣をつけましょう。除毛クリームを使う際の注意点って何?

アルカリ性の石けんや化粧品の使用はNG
まず、除毛クリームを使う前後に、アルカリ性の石けんや化粧品を使うのは止めましょう。それは、除毛クリームに含まれている成分がアルカリの成分と化学反応を起こし、肌荒れを引き起こすからです。 市販されているボディソープや乳液などにも、アルカリ性のものが多いので、除毛クリームを使う際にはいつも使っているものの成分チェックをしましょう。 また、除毛クリームを使った後には、温泉も入らない方が無難です。肌の状態が良好のときに使用する
次に、傷や痛みがある部分だけでなく、かぶれたり、かゆみがある場所にも、除毛クリームは塗らないことです。肌が健康なときだけに、除毛クリームを使いましょう。複数のクリームや塗り薬との併用は禁止!
そして、複数の除毛クリームを混ぜて使用しないことです。さらに、病院で処方された塗り薬なども、除毛クリームと併用してはいけません。 もし、皮膚科で処方されている薬がある場合には、除毛クリームを使ってもよいかどうか、内容成分の確認も含めて、お医者さまに相談しましょう。 そして、薬局やドラッグストアで購入した塗り薬とは、絶対に併用してはいけません。除毛クリームが爪につかないようにする
最後は、爪に除毛クリームがつかないように気をつけることです。除毛クリームは、爪のたんぱく質も溶かしてしまうので、爪を弱らせることがあります。 こうした注意事項に留意して、正しい手順で除毛クリームを使うことで、余計な肌トラブルを防ぐことができます。また、除毛クリームの使用上の注意もよく読み、それを守って正しく使いましょう。正しく除毛クリームを使って、ツルスベ肌を手に入れよう!
