妊娠したいけど『子宮筋腫』と診断を受けてしまった。。。
という方も少なくないと思います。
この『子宮筋腫』どんな病気??妊娠する事はできるのでしょうか??
子宮筋腫でも妊娠したい!!
子宮筋腫とはどんな病気??
子宮筋腫とは、主に子宮筋層内の平滑筋成分から発生して、
女性ホルモンの働きによって、発育する良性腫瘍の事を言います。
婦人科の腫瘍の中では、最も多い病気だと言われています。
30歳以上の女性の30パーセントほどの方が発症していると推測されます。
更に、非常に小さい筋腫も数に入れると、
20代の女性も含め、過半数の女性にあると考えられています。
皆さんが思っているよりも身近な病気なのです!!
筋腫が小さい時には、自覚症状がないと言うのは、
少し怖い気もしますね。。。
子宮筋腫になってしまう原因は??
子宮筋腫の原因は、今現在の医療界ではまだまだ不明な点が多いとされています。
仮説としては。。。
■未分化な平滑筋細胞が、胎児期の時、周りから色々な影響を受けて、
筋腫の細胞が子宮筋層内に発生してしまう
と言うものです。
思春期の頃から増えてくる性ステロイドホルモンに反応して、子宮筋腫に成長してしまうのです。
あくまでも仮説の段階ですが、有力視されています。
どのように体に症状が現れるの??
粘膜下筋腫や大きな筋腫内筋腫の場合は、筋腫がある部分の子宮内膜が薄くなってしまい、
うっ血や壊死する事によって、月経の出血量が増えていきます。
そのため、貧血になってしまうことで、筋腫が発見されるケースもあります。
筋腫が大きくなると、膨満感を感じる方もいます。
自覚症状が現れるんですね。
他にも、月経のときに下腹部の痛みや腰痛によって発見されたり、
不正出血が続く事で発見されたりもします。
そして子宮筋腫は、不妊症や流産、早産の原因になる事があるのです。
効果的な治療方法は??
まずは、検査方法です。
検査は内診と超音波検査、MRIなどにより診断されます。
治療の方法としては、筋腫の全てが治療が必要なものばかりではありません。
現代の婦人科業界の中で治療の対象になるのは、全症例の10パーセントほどだと言われています。
症状が強かったり、悪性の可能性が高かったり、不妊の原因になっていると考えられる場合や、
分娩の障害が予測できる場合は、手術の対象になってきます。
その他にも、年齢や体の状態等を考慮して、治療を行っていきます。
必ずしも手術をしなければならないと言う病気ではないんです。
ただ、この病気であることが分かり、
妊娠、出産を希望しているのであれば、医師への相談は必ず行いましょう。