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「妊娠後期」 生まれてくるまであと少し
妊娠8ヵ月以降に当たる時期です。
お腹のあかちゃんの内蔵(心臓、腎臓、肝臓、肺)などもできあがってきて骨格もほぼ完成することだと言われています。あかちゃんの形になってきたと言うことでしょう。
横隔膜で呼吸の練習も始まり、耳も聞こえる様になるとのこと。
またあかちゃんは頭が下向きになって、子宮の中で生まれる準備を始めています。
あかちゃんリズムもあるようです。
良く動く時間や、じっと寝ているかのように反応の薄い時間が分かります。
ママの身体
子宮がみぞおちあたりまで上がってくるため、つわりとはちがうつらさを感じます。
お腹の皮膚が外に引き出される感じがして痛い。
頻尿でトイレにすぐ行きたくなる。
前にでたお腹がとっても重いのでそれを支えようとして腰が痛くなります。
非常に重たい物をもつこともお腹が張ってくることがあります。
お腹のあかちゃんの動きが分かるうれしさもある中、辛い時期でもあります。
あかちゃんが生まれてくるための準備はいつから
性別もわかるので、名前を考えましょう。
オムツや育児用品をそろえたり、あかちゃんが過ごす部屋や眠る場所なども考えましょう。
パパの協力なしでは出来ないことがたくさん!一緒に買い物したり、考えたりしてね。
パパとママの生活 ママの心の変化を許してね。
ホルモンのバランスで今までなんともなかった生活がいやになったりすることがあります。
なんでもなかったことが、今日は気になってしまうということもあります。
理由もなく泣けていたり、なんだか物寂しくなったりすることもあります。
落ち着かずそわそわしたり、イライラすることもあります。
体がつかれたり、やたら眠たくなって横になり眠ってしまうこともあります。
パパはなんで?と思うこともあるでしょう。
性生活についても同じです。
行為を行うことについては、体調を見ながら医師の指示のもと臨月まで大丈夫のようです。
気分によってパパの思うとおりに対応することが出来ないこともあります。
体調が悪くて仲良くすることが出来ないこともあります。
お腹にいるあかちゃんがびっくりしないように心のケアをお互いすることが大切のようです。
また、女性の膣がとてもやわらかくなっているとのことです。
感染症にかかりやすいので注意しましょう。
行為はお腹に負担をかけないように行うことがおすすめです。
パパとママのおでかけについて
あかちゃんも落ち着いている時期です。
お腹にいるあかちゃんがいる時間は限られています。
パパとママで過ごす時間を充実することができる最後の時間となることでしょう。
あかちゃんも一緒に行動しています。見えていなくてもしっかりと聞こえています。
一緒にドライブにでかけたり、美味しいものを食べたり、趣味を充実させたり二人で出来ることを楽しみましょう。
妊娠後期になると女性はトイレが近くなってきます・トライバーさんはまめに休憩をお願いしたいですね。
パパはお友達と遊びに行くのも良いのですが、毎週どこかに行ってしまうのはとても寂しいです。
たまには、ママと一緒にお出かけしてもらいたいと思います。
妊娠中毒症への配慮(妊娠高血圧症候群)
高血圧・ 尿たんぱくに注意。
定期健診の時にすねを軽く押して、皮膚の戻りを調べたりします。
へこんだままいつまでももどらないのはむくみです。
自分でも分かるのは、靴が履けなくなることです。
妊娠後期の吐き気がある場合は後期のつわりや胃の圧迫の場合が殆どですが、
場合によっては、中毒症の合併症の症状として表れることがあるようです。
続くようなら医師に症状を伝えて確かめてみることも大切です。
あかちゃんへの影響
- 早産
- 子宮内胎児死亡
- 発育不全
- 低酸素状態
妊娠中のたばこの影響
今回、知り合いの娘たちが相次いで妊娠しました。18歳という若さで妊娠そして19歳で出産しました。
「未成年喫煙禁止法」では20歳未満(未成年)はタバコを禁止されています。お酒もタバコも20歳からです。
妊娠検査の時、問診票に記載欄があります。
タバコは吸いますか?
お酒は飲みますか?
妊娠をしたらどちらも控えた方が良いと医師より伝えられることでしょう。
医師も強く言わなくなっているところもあるようで「ストレス解消くらいならいいかも」と・・・
健康被害のあるタバコについては医師が言おうが言わまいか、身ごもっているママは
「たばこ」について禁煙という対処することが大切ですね。
「あかちゃんへの影響」どんなことがあるのでしょうか?
- 早期破水
- 前置胎盤
- 胎盤異常
- 早産
- 低出生体重
- 異所性妊娠(子宮外妊娠)・自然流産・口蓋裂
- 周産期死亡(妊娠28週以降の死産と、生後1週間以内の早期新生児死亡)
数多くの問題が発生する可能性が高いのです。
「うまれてきたあかちゃん」
お腹にいたときに受けた影響が関連する症状として、
- SIDS(乳児突然死症候群)
- 乳児の嘔吐
- 下痢・脈拍の増加
- 落ち着きがない
- 肺など呼吸器機能の障害が表れる可能性
- 先天奇形・アトピーなど
身体に良くないといわれているタバコです。
実際、お友達は4週間も早く出産することとなりました。
家でタバコを吸っていたが、トイレで用をすませたと同時に大量出血。
出血が止まらなくなりレディースクリニックへ来院。
診察の結果、前置胎盤がはがれ、あかちゃんの呼吸も安定していないことから
救急車で病院転送され、緊急で帝王切開となりました。
この身近に起きた救急出産でタバコの影響は「ゼロ」ではないと確信しました。
まとめ:家族にお願いしたいこと
妊娠も後期。あと少しであかちゃんにあうことが出来ますね。
妊娠するとホルモンのバランスも崩れ、気持ちが落ち着かないことがあります。
つまらないことでけんかをしたり、突然泣きたくなったりすることもあります。
相手をしてほしかったり、してほしくなかったり周りにいる人たちは大変な時もありますが
お腹にいるあかちゃんが元気でうまれてくることを願って”協力や見守り”をしてくださいね。
一緒に散歩をしたり、おでかけもしてしてくれたらうれしいです。(生まれてきたらなかなか二人ですごすことはできないものです。)
タバコの影響
ヘビースモーカーではないにしても、回りにいる人たちの吸っているタバコの煙。
受動喫煙でもママのおなかにいるあかちゃんには影響します。生まれてからも
小さなあかちゃんには、良くない環境であることは間違いありません。
コレを良い機会に『禁煙』を初めてみてはいかがでしょうか?
生まれてくる赤ちゃんを楽しみにしている ママやパパへのお願いです。