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美白成分に迷ったらビタミンCがオススメ!

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シミ、くすみ、そばかすはビタミンCでケア

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美白化粧品を選んでいる時、美白有効成分の違いで悩んだことはないでしょうか?ビタミンC、アルブチン、トラネキサム酸など、さまざまな成分があり、自分の肌やシミに合っているのがどれかは使ってみないとわかりません。

美白効果を実感するには最低でも3か月以上かかると言われており、お金と時間をかけて何も効果がなかったらと思うと何を選ぶか悩むのも当たり前ですよね。そんな方にまずオススメしたいのがビタミンCです。

今回はビタミンCの美白効果についてご紹介します。

ビタミンCの美白効果とは?

ビタミンCと言えば、美肌成分としても有名!詳しい効果は知らなくても「ビタミンC=肌に良い」と知っている方は多いですよね。そんなビタミンCには、シミ、くすみ、ソバカスに効果があるという特徴があります。

具体的な美白効果について見ていきましょう。

メラニンの生成を抑制する

紫外線を浴びた時、炎症を起こした時、摩擦や乾燥によるストレスを受けた時、メラノサイトへメラニンを作るように指令が出ます。こうして作られたメラニンのうち、排出しきれなかったものが肌に沈着してシミになります。ビタミンCはメラノサイトへアプローチして、メラニンが過剰に作られないように働きかけてくれます

メラニン還元作用

メラニンの沈着が繰り返されることで、薄いシミから濃く大きなシミへと変化していきます。ビタミンCは既に沈着してしまったメラニンを元に戻す働きがあり、シミを薄くする・小さくすることが可能です。まだ小さく薄いシミなら、ビタミンCだけでも消える可能性も十分にあります。

コラーゲンの生成を促す

コラーゲンの元となるのはビタミンCとタンパク質。コラーゲンは肌のハリを支えるだけでなく、肌の内側に水分を蓄える役割もしています。水分で満たされた肌にはみずみずしい透明感があり、逆に水分不測の肌はくすんでどんよりしてしまいます。

紫外線UVA波は真皮まで到達してコラーゲンを破壊し、シワ、たるみ、くすみの原因になります。ビタミンCを補うとコラーゲン生成が促進され、たるみやくすみが改善されます

肌への負担が少ない

メラニンは肌トラブルによるストレスや、化粧品によるかぶれや炎症でも生成されます。シミを予防・改善するための美白化粧品には、できるだけ肌への負担が少ないものを選ぶのがオススメです。

美白成分の多くが肌への刺激をともなうのに対して、ビタミンCは肌への刺激がほとんどなく、どんな肌質の方でも使いやすいというメリットがあります。皮膚科で処方されることも多く、敏感肌の方でも安心して使える成分です。

ビタミンCでアンチエイジング!抗酸化作用でさびない肌

ビタミンCは抗酸化成分

美白成分であるとともに、ビタミンCには強力な抗酸化作用も持ち合わせています。

抗酸化作用とは?

呼吸をして酸素を取り入れる度、体内では活性酸素という物質が発生します。本来なら、活性酸素はウイルスや細菌を攻撃して体を守ってくれる存在ですが、作られすぎると正常な細胞まで攻撃して老化現象を早めたり、生活習慣病の原因にもなります。

こうした活性酸素によるトラブル防ぐのが抗酸化作用と言い、アンチエイジングに欠かせない成分としてたくさんの方から注目されています。

紫外線で活性酸素が発生する

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紫外線は人体にとって有害なものです。シミの原因になるからと嫌われがちなメラニンも、本来は紫外線によるダメージから肌を守る傘の役割をしています。それと同じように、「有害なもの=紫外線から体を守る」ために、紫外線を浴びると活性酸素が発生します。

紫外線によって活性酸素が発生するのは仕方ないのですが、問題は紫外線を浴びすぎて大量の活性酸素を発生させることです。活性酸素が正常な肌細部まで攻撃してメラニン生成を促してシミの原因を作ったり、シワやたるみを引き起こしてしまうのです。

抗酸化作用による美白効果

メラニンの生成を抑制

シミの原因の一つは活性酸素によって細胞が攻撃され、メラニンが生成されすぎてしまうこと。ビタミンCの持つ抗酸化作用が活性酸素を抑制し、シミの元になるメラニンが過剰に作られるのを予防します。

ダメージに強い肌を作る

肌はうるおいによってバリアを作り、多少のダメージを受けてもトラブルが起こらないようになっています。乾燥している肌はダメージをそのまま受けてしまい、肌荒れや炎症などのトラブルを起こしやすい状態です。こうしたトラブルはメラニンの生成を促し、繰り返しているとシミになってしまいます。

抗酸化作用は細胞を攻撃する活性酸素を抑制し、加齢による乾燥を防いでダメージに強い肌を作ってくれます。その結果、シミができにくい肌になります。

ターンオーバーの促進

健康な肌はターンオーバーの時に古い角質とともにメラニンを排出し、シミを作らせません。ところが、ターンオーバーは年齢を重ねるごとに遅れていき、古い角質やメラニンをため込むようになり、沈着したメラニンがシミを作ります。

抗酸化作用は肌を細胞レベルで若々しく保ち、ターンオーバーの遅れを予防してメラニンの排出がスムーズにできる肌を維持してくれます。

ビタミンC化粧品はビタミンC誘導体を選ぶのがポイント

ビタミンC化粧品の選び方

ビタミンCを配合する化粧品は数えきれないほどです。その中で何を基準に選べば良いのか悩んでしまいますよね。そんな時は「ビタミンC誘導体」を配合している化粧品がおすすめです。

ビタミンC誘導体とは?

ビタミンCを直接肌に付けても浸透せず、すぐに酸化して壊れてしまい効果はほとんどないと言われてきました。また、酸化しやすい性質から保存方法や使用期限にも厳しいルールがあり、つけたまま紫外線を浴びると肌トラブルの原因になるなど、化粧品として使うには色々と問題があったのです。

そこで、ビタミンCに他の成分を結合させて安定させたものがビタミンC誘導体です。この成分の特徴は、肌へ浸透してから酵素によってビタミンCへと変化するところ。従来のビタミンCのように酸化を心配する必要もなく、浸透率も格段にアップしています。せっかくビタミンC配合の化粧品を使うなら、ビタミンC誘導体の化粧品を使う方が絶対に良いです。

ビタミンC誘導体には3種類ある

水溶性ビタミンC誘導体

肌への浸透力は従来のビタミンCの8倍で、即効性があります。化粧水や美容液に配合されることが多いです。

特にリン酸型のビタミンC誘導体は肌へ浸透してからビタミンCへ変換される量が多く、より高い美白効果が期待できます
「アスコルビルリン酸エステル塩」
「アスコルビルリン酸Na」
などが代表的なリン酸型ビタミンC誘導体です。

「アスコルビン酸グルコシド」などのグルコシド型と呼ばれるものもありますが、こちらはビタミンCへ変換される量が少ないことがわかっています。あまりオススメはできない成分です。化粧品を買う時は成分表を見てチェックしてみてくださいね。

油溶性(脂溶性)ビタミンC誘導体

水溶性に比べ即効性はないですが、肌への浸透力と効果の持続力が高いです。クリームやジェルに配合されることが多いです。水溶性より安定性があり避けた方が良い成分は特にありませんが、特に高い効果が期待できるのは「テトライソパルチミン酸アスコルビル」というものです。

新型ビタミンC誘導体

さらに、近年になって水溶性と油溶性のどちらの性質も持ち、浸透力と使用感をより良くした新型ビタミンC誘導体が開発されました。アプレシエやAPPSと呼ばれています。成分名としては「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」と表示されています。

まだ新しい成分のため臨床データが少なく美白有効成分に指定されていませんが、美容皮膚科でも利用されており今後に期待されています。

配合量が多ければ良いわけではない

有効成分が多ければ多いほど効果が高いように感じますが、ビタミンCは刺激性もあるため配合量が多ければ効果も高くなるとは言えません。むしろ、高配合のビタミンCが肌を傷つけてメラニンを生成してしまう可能性もあります。

どんなビタミンCが配合されているかで選び、自分の肌に合っているものを毎日使い続けることが大切です。

ビタミンCを普段の食事からとるには?経口摂取の効果とは?

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ビタミンCを多く含む食材

ビタミンCは私たちが普段食べている食事の中にも含まれています。ビタミンCを多く含む主な食材は、ピーマン、ゆず、アセロラジュース、パセリ、芽キャベツ、レモン、ケール、めんたいこ、柿、キウイフルーツなど主に野菜や果物に含まれています

身近や野菜や果物ばかりなので、サラダを食べるようにしたり、朝食に果物をプラスするなど、ちょっとした工夫でビタミンCの摂取量をアップできるのが良いですね。多くの会社からサプリメントも販売されているので、野菜や果物が手に入りづらい時期も気軽に摂取できる栄養素です。

ビタミンCは加熱しても大丈夫?

ビタミンの中には加熱で壊れてしまうものがありますが、ビタミンCは加熱調理しても問題ありません。ただし、ビタミンCは水溶性なので茹でると茹で汁の方に流れ出てしまいます

お浸しには向きませんが、スープや煮込み料理の時は気にしなくて大丈夫です。その他、炒める、蒸す、焼く、レンジで加熱するなど、どの方法でもビタミンCが大幅に減ることはありません。

経口摂取の効果について

食べ物や飲み物から栄養をとる経口摂取では、化粧品のように一部分だけに栄養を補うのと違い、体全体に栄養を届けることが可能です。ビタミンCには抗酸化作用があるので、体のアンチエイジングにも効果的です。

また、化粧品が浸透するのは角質層まででコラーゲンなどが存在する真皮には届きません。しかし、経口摂取なら血管を通って真皮までビタミンCが届き、コラーゲンの生成量を増やすことができます

過剰摂取について

サプリメントによる栄養素の過剰摂取が問題になっていますが、ビタミンCは2~3時間で尿として排出されるので過剰摂取への心配はいりません

むしろ、体内にとどまるのが数時間しかないので1度にまとめて取ると効果が持続しません。体調が悪い時、ストレスがたまっている時、喫煙者の場合はビタミンCが常に不足しています。毎食ビタミンCをとるように心がけて、不足しないようにしましょう。

ビタミンCの美白効果、抗酸化作用、化粧品の選び方、経口摂取についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?今回紹介した他にも、抗炎症効果、肌荒れ予防、テカり防止など、たくさんの美肌効果を持っています。色々なところで美肌成分としてビタミンCの名前が挙がるのも納得ですよね。

化粧品で外側から、食事で内側から、ビタミンCをたっぷりとってシミのない透明感のある肌を目指しましょう!

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