よくクレジットカードの最高峰とされるブラックカードよりも上のクラスのカードがあるという噂があります。その中では特にホワイトカードという名前がよく出てきます。ホワイトカードとは一体どんなものなのでしょうか。また、ブラックカードよりもグレードが高いのでしょうか。
実はホワイトカードはクラシックカードや一般カードと呼ばれる、クレジットカード会社が発行するごく普通のクレジットカードの別名です。ブラックカードよりも高い云々以前に、一番ベーシックなカードなのです。昨今のクレジットカードはブラックカードやゴールドカード、プラチナカード、シルバーカードなど、カードのデザイン上のカラーでグレードを表すことが多いわけですが、これらの上位カードと区別するために、普通のクレジットカードをホワイトカードと呼ぶのです。
当然ながら、普通のクレジットカードなので、年会費は無料のもや有料でもあまり高くないものが多く、利用限度額やポイントプログラム、付帯保険や付帯サービスは各会社のベーシックなものであり、日常生活におけるメインカードとして使えるものとなっています。
これがホワイトカードの正体です。
ただ、実際にホワイトカードも存在はしている
一般カードの呼び名ではありますが、一応、本当に色が白いホワイトカードは存在しています。アメリカン・エキスプレスのZYNCカードです。
これは20~30代をターゲットにしたクレジットカードで、パッケージが用意され、それを選択するとそれぞれの特典が受けられるようになっています。例えば、ソーシャルパックを選べばイベントチケットが、ゴーパックを選べばレンタカーの割り引きや50米ドル相当の旅行クーポンがもらえるようになります。
ただし、普通のカードと違うのはリボルビング払いが一切できない点です。使った分は翌月に一括で支払うという仕組みしかありません。これは、これまで銀行から直接引き落とされるデビットカードを主に利用してきた世代に向けているためのようです。
というわけで、ホワイトカードも実際には存在しています。