『予定していなかったのに妊娠した』という方も多いかと思いますが、
計画的に妊活を進めるのであれば、妊娠前に母体に異常がないか調べる検査はとても重要です!!
では、具体的にどんな事をすればいいのでしょうか??
妊娠したい女性が受けておきたい検査とは??
妊娠前に検査をするの?一体何の?
妊娠してからの方が、いっぱい検査しそうなのに。。。
こんな話をよく聞きます。
確かに、妊娠してから行う検査はたくさんあります。
母体はもちろんですが、赤ちゃんだってよく見られます。
じゃあ検査は妊娠してからでも遅くないのでは??
なんて思うかもしれませんが、実はそうではないんです。
健康的に妊娠し、元気な赤ちゃんを出産するためには、
それなりの準備が必要となってきます。
では妊娠したい女性が受けておくべき検査とは、
具体的にどのような検査でしょうか??
検査① 子宮頸がん検診
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
子宮頸がん検診は妊娠前の女性が、必ず受けておいた方がいい検診です。
子宮頸がんは、ウイルスなどの影響による子宮の入り口付近で起きるがんで、
近年では20代前半の女性にもよく見られるようになりました。
子宮がん検診には、子宮内部のがんである、子宮体がんの検査もありますが、
これはお医者さんが必要だと判断したときのみ行われます。
万が一、妊娠してから子宮頸がんが見つかった場合は、
初期であれば病巣部をレーザーで焼いたり、子宮頸部を円錐状に切除して、
子宮口を縛り、妊娠を継続させ、出産後に治療にかかります。
妊娠してからでは、やはり赤ちゃんにも母体にも少なからずリスクが出てくるので、
子宮がん検診は念のため受けておきましょう!!
検査② 健康診断
お仕事をされている方でしたら、会社で受けられる方もいますが、
特に30代後半の方で、初めて妊娠されるのであれば、必ず受けておきましょう。
年齢制限などがあったとしても、自費で受けておくべきです。
検査の内容は、多少健康診断によって異なりますが、一般的には下記のとおりです。
- 問診
- 身体計測
- 血圧測定
- 尿検査
- 血液検査
- 心電図
- 胸部レントゲン撮影
検査③ ブライダルチェック
ブライダルチェックとは、結婚を控えていたり、近いうちに結婚の予定がある人が結婚前に受ける健康診断で、主に産婦人科で行われる検査です。
特に、結婚してすぐに赤ちゃんが欲しい人や、家族計画がはっきりとされている方は、受けておくべき検査!!
この検査では、ある程度であれば妊娠しにくい体質等も分かるので、不妊や妊娠の支障となる病気を早期に発見し、治療するのにも役に立ちます。
検査の内容は、おおむね下記の通りです。
- 問診
- 内心
- 超音波診察
- 血液検査
- 尿検査
この他にも、心電図や胸部レントゲンを行う場合もあります。
全ての病院で行っている検査ではないですし、保険適用外の検査になります。
検査内容にもよりますが、一般的には30000円前後と言ったところです。
検査④ マンモグラフィー検診
マンモグラフィー検診は、おっぱい専用のレントゲンの事を刺し、
乳がんの早期発見に役立つ、今注目の検査です。
おっぱいを機械ではさんで圧迫して、上下左右から合計4枚の撮影を行います。
この検査は、妊娠前に受ける事が重要となってきます。
基本的に妊娠中は被爆の危険から、レントゲン自体受ける事はおすすめ出来ませんし、
しこりなど気になる事があっても、超音波検診などが中心となり、
検査や治療の範囲も狭くなってしまいます。
また、妊娠すると、おっぱいも張ってくるので、
違和感などを自覚するのも難しくなってきます。
これも妊娠前にしておくべき検査でしょう。
検査⑤ 予防接種
予防接種では、風疹の抗体を調べておく事が大切です。
妊娠中に風疹に罹ってしまうと、先天性風疹症候群と言って、高い確率で、赤ちゃんに影響が出てしまいます。
また、抗体検査では、麻疹や水ぼうそう、おたふくかぜなどの抗体も調べる事が出来るので、一緒に調べてもらってもいいかもしれませんね!!