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郵政民営化法案の交付に伴い、日本郵政公社から主に郵便貯金事業等を引き継ぐことにより設立されたのが「ゆうちょ銀行」です。
ゆうちょ銀行にはかつて郵便貯金が取り扱ってきた商品・各種サービスが引き継がれています。ゆうちょ銀行は事実上日本最大の金融機関だといえます。そんなゆうちょ銀行が現在特に力を入れているサービスが「ゆうちょダイレクト」です。
ゆうちょダイレクトはゆうちょ銀行が提供するオンラインサービスです!
自宅や外出先などから総合口座や振り替え口座などを自由に利用することができるサービスがゆうちょダイレクトです。
パソコンやスマートフォン、携帯電話や一般電話などを利用することにより、土日祝日や深夜などでも自由に振り替えや残高照会などを行うことができます。
ゆうちょダイレクトには無料で申し込むことができますが、利用するためには書面による手続きが必要です。
ゆうちょダイレクトではどのようなサービスを提供しているのでしょうか?
ゆうちょダイレクトでは現在「インターネットサービス」「モバイルサービス」「テレホンサービス」「投資信託テレホンサービス」の4つのサービスを提供しています。
インターネットサービスではパソコンやスマートフォンのブラウザソフトを利用することで、口座の現在照会やゆうちょ銀行あて振替などの取扱いを専用のWebサイトを通じて利用することができます。
またモバイルサービスでは同様のサービス内容を携帯電話会社独自のネットワーク上で利用することができます。
さらにテレフォンサービスでは固定電話やファクシミリ(受話器付)や携帯電話から所定の番号に電話をすることで、口座の残高照会や電信振替などを音声案内と電話機のボタン操作によって利用することができますし、投資信託テレフォンサービスでは電話を利用することで所有する投資信託の残高確認などを行うことができるのです。
セキュリティレベルを高めるトークンの発行を行っています!
ゆうちょダイレクトではオンライン利用時のセキュリティレベルを高めることができる「トークン」の発行を行っています。
無料で簡単に申し込むことができますので是非とも利用してみてください。
トークンは小さな電卓のような装置であり、一度しか利用することができないワンタイムパスワードの発行を行います。
ワンタイムパスワードは毎回新規に発行されますので、トークンを利用すれば暗証番号を盗みとられることによる不正取引を防ぐことができるのです。
ゆうちょダイレクトにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
ゆうちょダイレクトのメリットとしてはいつでもどこでも利用できることがあげられます。
パソコン、スマートフォン、携帯電話、一般電話、ファックスなどを利用することでゆうちょ銀行の口座にアクセスすることができますし、振込みなどの手続きも簡単に行うことができます。
ゆうちょ銀行口座同士の送金であれば手続き後すぐに入金が行われますので、翌営業日まで入金を待つ必要はないのです。
さらに入金相手もゆうちょダイレクトを利用することができるのであれば、入金手続きを行ったことをすぐに相手に確認してもらうことができます。
またゆうちょダイレクトでは月に5回までゆうちょ銀行口座への振替を手数料無料で行うことができます。
現在国内最大の店舗と口座を持っているのがゆうちょ銀行です。
取引を行う相手もまたゆうちょ銀行の口座を保有している可能性が高いですから、ゆうちょダイレクトであればそれだけお得に取引ができる可能性が高いといえるのです。
ゆうちょダイレクトにデメリットはあるのでしょうか?
ゆうちょダイレクトのデメリットとしては、他行あての振込みを行った場合には手数料が必要となることがあげられます。
ゆうちょダイレクトで他行あての振込を行う場合には、利用額が3万円未満の場合には210円、利用額が3万円以上の場合には420円の振込手数料が必要になります。
またこれはゆうちょダイレクトだけでなくゆうちょ銀行全体についてのデメリットなのですが、通帳の未記帳期間が長くなると後日合算によって通帳記帳が行われることがあります。
合算による記帳が行われると利用の明細などがわからなくなってしまいますので、ATMなどを利用して定期的に通帳記帳を行うことをおすすめしたいと思います。