ミニマリストは物質主義ではないので、いつもシンプルに生活しています。
家のものがどんどんとなくなっていく反面、あるものはどんどんと増えていくようです。それはなんですか?
お金です。今回は気になるミニマリストの経済事情をのぞいて見ましょう。一般のサラリーマンがミニマリストになると、どれくらいの貯金ができるのでしょうか?ミニマリストの財布とその中身はどんなものなのでしょうか?
目次
ミニマリストの貯金
ミニマリストの貯金は一般的に増える傾向があるようです。ミニマリストになると最新のものをほしがりません。最新版のiphoneが出ても今あるスマホを使いますし、今年の流行の洋服を購入することもありません。
つまり他に人が買い揃えていくものを買い揃えないので、その分貯金ができるのです。一般のサラリーマンやOLが一ヶ月の被服費(服・靴・アクセサリー・クリーニングなど)のために使うお金は1ヶ月に1万円~5万円くらいのようです。電子電化製品(電子レンジ、オーブン、コタツ、液晶テレビ、最新型スマホなど)も月平均にすると結構な額になります。およそ月々2万円~5万くらいかもしれません。
しかしミニマリストはこれらの費用が基本かかりません。比較的狭い部屋を広く使うので住居費も一般のサラリーマンOLよりも安くつくでしょう。つまりミニマリストとして生活すると月々5万~10万ほど貯金できるのです。年間で100万円ほどの貯金ができる計算になります。
ミニマリストはいつお金を使うの?
ミニマリストと聞くと、あなたはどんなイメージを持つでしょうか?
「部屋に物がない」「必要最低限にこだわる」「お金を使わない」そんなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。たしかに、ミニマリストと呼ばれる方の家には、物が少なくサッパリとしています。いますぐ、引っ越すことになっても、数分で荷造りが完了しそうな印象さえ持ちます。
しかし、ミニマリストはケチでお金を使いたくないがために、物を買わない、増やさないのではありません。ちゃんと、お金を使うところには使うのです。
今回はそんな「ミニマリストのお金を使う時」について紹介します。
ミニマリストはそもそも「必要な物、不必要な物」を極限まで仕分けします。
例えば、あなたはコートを何着持っているでしょうか?
ダッフルコート、ピーコート、モッズコート、ダウンコート…。同じダウンコートでも、白とグレーを持っていたり、少し丈が違う物、デザインが違う物をいくつも持っていませんか?
しかし、ミニマリストは最も汎用性の高い、黒のチェスターコート1枚で十分なのです。
黒なら、冠婚葬祭でも上に羽織ることができますし、下にどんな服を着ていても合わないということはありません。
一見フォーマルなチェスターコートですが、中にパーカーを合わせたり、マフラーやバッグを効果的に使えば、カジュアルに着こなすこともできます。
そして、ミニマリストは、このように「黒のチェスターコート」に必要性を感じた場合は、なるべく品質が良く、長年着ることができる商品を金額にこだわらず探すのです。
もうお気づきでしょうか?ミニマリストは、自分の手元に置く物を非常に吟味して、必要最低限にします。その数少ない自分に必要と思った物に対しては、惜しげもなくお金を使うのです。
「ミニマリスト=ケチ」と誤解している人は、ミニマリストの方が、上質なコートやカバンを持っていると、非常に驚く場合があります。しかし、ミニマリストはお金をかけたくないから、持ち物が少ないのではなく、本当に必要な物を最低限だけ、身の周りに置きたいと考えているだけなのです。
だからこそ滅多に新調しない1つ1つの物に対して、時間をかけて吟味を重ねますし、お金をかける事は当然なのです。
もちろん、人間関係についても同じ事が言えます。自分が必ず出る必要性の感じない、飲み会には参加しなくても、兄弟の結婚式や法事には、きちんと一般的な金額を使います。
一般的なケチと呼ばれる人は、「お金がかかるなら飲み会には参加しない、誰かのおごりなら行ってもいいよ」と考える場合が多いです。
しかし、ミニマリストは、参加費が無料であろうとなかろうと、名前さえ曖昧な相手と同じ時間を過ごし、飲食を共にすることに価値を感じません。同じ時間を過ごすなら、1分でも早く自宅に帰り、家族や自分のために時間を使った方が、価値がある、合理的だと考えるのです。
いわゆるケチとミニマリストの違い、おかわかり頂けたでしょうか?
ミニマリストは、何でもかんでもお金を使いたくない、ケチな人ではなく、自分の納得した物、本当に必要な物にだけお金を使いたいという考えを持っているのです。そこを理解していないと「ミニマリストなのに高い家電を持っている!」「ミニマリストなのに1流ブランドのバッグを持っている!」と、誤解をしてしまうのです。
あなたの身近にミニマリストの方がいるなら、「ケチだからムダな誘いはしない方がいい」なんて誤った認識をしないようにしましょう。ミニマリストは、自分に必要と思えば、地域の集まりや行事に参加することだって、もちろんあります。
勝手なイメージだけで、ケチと考えずに、1度ミニマリストの方、本人と話してみることが大事です。
ミニマリストの生活は、ある意味で本当に必要な物だけに囲まれた、贅沢な過ごし方とも言えることを忘れてはいけません。
ミニマリストの財布とその中身
ミニマリストにとっては財布は重要アイテムです。持っているものが少ない分持っているもの一つ一つに高い価値がなくてはいけません。ミニマリストの財布はいつも身につけるもので、長持ちし、機能性のある財布が好まれるようです。
使えば使うほど味が出る耐久性もある皮製で、お札や小銭が入るのはもちろんのこと、カード類も5枚ほど入るものが一般的のようです。財布の中身としてはお金のほか、クレジットカードが数枚、SUICA等の電子マネー、そして人にもよりますが、家の鍵を財布に入れてしまう人が多いようです。
ミニマリストとしてその分持ち物を減らせるからです。ミニマリストが財布に入れておくお金の金額ですが、一般のサラリーマンOLよりも少し多めが良いようです。家に何もない分、外食する機会が増えるからです。
ミニマリストにおすすめの財布・マネークリップ
最近、手ぶらで外出できる気軽さから、「できるだけ荷物を少なくした状態で外出したい!」という人が増えてきました。
手ぶらはいろいろと持って出かけるより圧倒的に楽なのです。
そこで、今回は、ミニマリストになるためにおすすめの薄い、軽い、小さい財布やマネークリップを10選ご紹介したいと思います。
クレジットカード決済ができるショップも増えてきて、コンビニでもクレジットカードが使えます。
ベルロイのSlim Sleeveという財布は、カードのみを収納する現金もたない派のミニマリストが好んで使っている財布で、値段は1万円くらいからとなっており、アマゾンからも購入できます。
ベルロイのSlim Sleeveは、ポケットがふくらまないようにスリムにデザインされ、コンパクトさと便利さがバランスしている想像以上に機能的な財布です。
2つのスロットが設けられ、よく使用するカードはすぐに取り出せるようになっています。
また、二つ折りにすれば、ほとんどの国の紙幣が入るようになっており、すっきりと収納できるのです。
STORUS SmartMoneyclip シルバー スマートマネークリップ WINDASIAは、世界で最も売れているマネークリップといわれ、挟まないで収納できるのでズレないし、落ちません。また、カードの取り出しやすさも高い人気のあるマネークリップです。
abrAsus ブラックは、GOOD DESIGN賞に選ばれた優良商品で、スーツやジーンズのポケットの中で、これまでになかったほどの快適さを提供します。abrAsus ブラックは小さいバッグにスッキリ収納でき、外出に持って行くのに最適で、プレゼントにもおすすめです。
abrAsus ブラックはカードとコインが重ならない構造をしていて、カードなら5枚、コインなら10枚、お札なら10枚入れた状態でも、厚さは約13mmという薄さで、収納性が高く、携帯性や利便性にも優れている財布です。
THINlyのメンズ 二つ折り ブラックは、薄型タイプの財布で、知らないうちに増えてしまいそうなカードや証明書などのカード類を収納できるという点がとても人気の財布です。THINly 財布 メンズ 二つ折り ブラックは、縦列収納が採用され、財布が膨らみにくいように設計されています。
THINly 財布 メンズ 二つ折り ブラックなら、お洒落なファッションを邪魔しないようにデザインされていて、Yシャツ胸ポケットにも収納ができるコンパクトなサイズが人気です。良いものを選びたい、そんな人におすすめの財布です。
かなりシンプルで素材の美しさが際立っているマネークリップです。
手のかかる「鏡面仕上げ」でシルバーの表面を美しく磨きあげているのが最大の特徴です。
EndMark 革のマネークリップ キャメルは、超シンプルタイプの本革札ばさみです。サイズ感がちょうどいいという人も多いEndMark 革のマネークリップ キャメルは、牛本革のメイドインジャパンの製品です。超シンプルタイプでポケットはなく、サイズは横10.3×縦8.9センチとなっていて、コンパクトな大きさで、シンプルユーズができるマネークリップです。
the RIDGE(ザ・リッジ) アルミニウム シルバーは、スマートフォンよりも薄い、小さい財布です。
この財布は、ズボンの前ポケットにすっぽりと収まって、これまでの財布にありがちだった膨れあがりを解消してくれるスッキリタイプの財布です。
カードは1枚~15枚まで収納でき、指で一押しするとカードが出てくるようになっています。
Legare マネークリップ 財布 薄型 (Black)は、多様なライフスタイルに対応し、どんなシーンにもピッタリ合います。
デザイン性と使いやすさが両立されていて、スマートで本物志向の人におすすめのマネークリップです。
父の日 プレゼント にも最適です。
AVOIR マネークリップ ネイビーは金具無しで使いタイプのマネークリップです。
金具がないから使い勝手が良くて、お財布に優しい手頃な価格で、ミニマリスト初心者におすすめです。
Bellroy メンズ レザー Card Sleeve ウォレット Blue Steelは、シンプルで機能的なデザインが特徴の財布で、カードや紙幣ともに取り出しやすいデザインになっていて、レザーウォレットの中でも使いやすいというメリットがあります。
財布を持たないミニマリストもいる
究極のミニマリストは財布を持たないようです。
ミニマリストとしての生活を家だけではなく外でも実践します。
会社は働きにだけ行く場所で、シンプルに歩きか自転車で出社し帰ってきます。
別にお金など持っていかなくても生活事足りるということに気付いたわけです。
確かに、外出するにしてもお金を持ってないなら余計なことは何もできませんのでシンプルに帰宅することになります。
このようなタイプのミニマリストは、お給料が高くなくても生きていけるのかもしれません。
機能的な衣類により手ぶらでも外出可能に
ミニマリストの道を極める上で避けて通れないこと、それは手持ちのカバンやリュックをすべて処分してしまうことです。
このカバン類はあるだけでかなり場所を取ってしまうので、これらの物を処分するだけで、部屋がすっきりします。
でもカバンがないと、物を直に持っていくことになるので不便です。
では、いったいどうすれば、カバンがなくても不便なく物を持って行くことが出来るのでしょうか。
ジャケットをカバン代わりにすればカバンがなくても外出できます
結論から言えば、カバンを持たずに物を持って外に行く方法はひとつしかありません。
それは、ジャケットのポケットに必要な物を持ち込んでいくことです。
ジャケットのポケットに財布やハンカチなど、必要な物を入れていけば、カバンなしでも不便な生活を送らずに済むでしょう。
といっても、普通にその辺のジャケットを選んで着ても、そのジャケットがカバンのかわりになってくれるわけではありません。
ならそのようなジャケットを選べばいいのか、その答えは1つです。
出来るだけポケットのたくさんあるジャケットを選べばいいのです。
そう聞くと、ポケットがいくら多くても、カバンやリュックのかわりにはならないと、思われる方が多いでしょう。
しかし、ジャケットのポケットをなめてはいけません。世の中には、内ポケットだけで10以上ある、着るポケットなのか服なのか、よくわからないジャケットもあるのです。
これだけでも十分な収納性があるのに、さらに外ポケットまであることを考えれば、ジャケットの収納性がカバンに勝るとも劣らないことがわかるでしょう。
具体的なジャケットの使用法
10以上のポケットがあれば、そのジャケットは着ることのできるカバンと称しても過言ではありません。
しかし、カバンと違いジャケットのポケットに物を収納する場合、何も考えずに物を放りこむのはお勧めできません。
適当に物を入れていると、どこに何があるかわからなくなるだけでなく、物を取り出すのに非常に不便になりますので、ある程度考えて物を入れる必要があるのです。
では、どうやって物を入れればいいのでしょうか。
キモになるキーワードは、重要性と必要性です。
重要性は、文字通りなくすと困る重要な物のことです。
例えば財布などがこれに当たります。
これら重要なものは、落しにくい内ポケットに、それも胸のあたりにある内ポケットにいれておくといいでしょう。
そうすれば、そう無くしてしまうことはありませんし、万が一落したとしても、わかりやすいです。
これら重要性の高い物は、胸のあたりにある内ポケットに入れます。
では外ポケットには何を入れるのか、それはよく使う物です。
例えば、電車に乗ったりするのに音楽を聴く人なら、MP3プレイヤーのようなものを入れるといいですし、スマホをいじる人なら、スマホを入れるとよいです。
他にも定期券とか電子マネーなど、必要な時にすぐに取り出したい物を入れておきましょう。
重要な物は胸近くの内ポケットに、必要な物は外ポケットに入れるとすると、他の内ポケットには、いったい何を入れるべきなのでしょうか。
それは、持ち物の中でさほど重要でもないし必要性も低い物、つまりその他の物です。
一応持ってはいくけど、そこまで頻繁に取り出すものではないし、無くしてしまったとしてもそこまで困らないもの、そういうあまり重要ではない物を胸以外の内ポケットに入れましょう。
そうやってうまくポケットを使っていけば、ジャケットをカバン代わりに使うことも、夢ではないでしょう。
まとめ
ほとんど物を買わずに過ごすお金が増えてくるミニマリストには、財布が欠かせません。
ですが財布ひとつとってもこだわり抜いたものを使うミニマリストにおすすめなアイテムをご紹介しました。徹底してものを持たないミニマリストでも、使いやすい財布ばかりです。
ミニマリストが使用する財布は、薄型で機能的なアイテムが基本です。デザインにもこだわりを持っているため、ミニマリストにおすすめの財布は小さいだけでなくオシャレなものが多いのです。
また人によっては財布を持たないこともあり、ジャケットのポケットで済ませてしまう人もいます。
ジャケットにはあまりお金などはいらないだろうと思いがちですが、そうでもないのです。
ポケットがたくさんついたジャケットも販売されているので、財布を持たないミニマリストであれば必要なアイテムとして検討してみるのも良いでしょう。
胸ポケットなどに重要なものを入れておけば分かりやすく、なくすこともないので安心です。
このようにすれば、安定してジャケットのポケットを使いこなすことができます。
ミニマリストは、人によってこだわりの度合いが違います。
財布すら持たないミニマリストにとっては、衣類も機能的なもので揃える人も多いのです。