妊娠を望んでいる人にとって、妊娠検査薬で検査する時は、とてもドキドキしてしまいますよね。
中には、「妊娠検査薬を使用したけど、陰性だった…」と落ち込むこともありますよね。
でも、陰性が出たからといってまだあきらめるのは早いですよ!!
妊娠検査薬は検査するタイミングによっては妊娠していても陰性になってしまうからです。
今回は、妊娠検査薬が陰性から陽性に変わることがあるのかどうかをご紹介します*
目次
妊娠検査薬の仕組みを知っておこう!!
妊娠検査薬は尿をかけて1分ほど待つと妊娠しているかどうか結果が表示されますよね。
でもなぜ尿をかけるだけで妊娠しているかどうか分かるのでしょうか?
受精卵が子宮に着床するとhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが体内で分泌され始めます。
このhCGは尿に含まれるため、妊娠検査薬は尿中のhCGを感知して妊娠を判定してくれます。
妊娠後のhCGの変化で検査薬が反応する
hCGの量は、妊娠していない場合は0.7mIU/ml以下と非常に低いです。
ですが、着床するとその量は徐々に増えていきます。
- 妊娠3週目:0~50mIU/ml
- 妊娠4週目:20~500mIU/ml
- 妊娠5週目:500~5000mIU/ml
- 妊娠6週目:3000~19000mIU/ml
という量になります。
妊娠3週目というのは、生理予定日の1週間前、妊娠4週目というのは生理予定日にあたります。
また、一般的な妊娠検査薬で感知できるhCGは50mIU/ml以上です。
ですから、生理予定日を過ぎて1週間経つと妊娠していればhCGは必ず50mIU/mlは超えていますから、妊娠判定ができるという仕組みです*
翌日陰性から陽性に変わったという人も?!
先ほど述べたように、一般的な妊娠検査薬で感知出来るhCGは50mIU/mlからになります。
ですから、今日検査して陰性だったけど、翌日は陽性という場合は、hCGの量が今日は50mIU/ml以下だったけど翌日は50mIU/mlを超えたということになります。
排卵日が自分が思っていた日とはズレたりすると、このようなことは十分にありえます!
ですが陽性になるタイミングが何日後なのか、あるいは妊娠していないのかは分かりません。
再度妊娠検査薬を使用する際は、生理予定日も考慮して数日置いた方が確実な結果が出ます!!
妊娠検査薬が反応しない人がいるのは本当??
日本製の妊娠検査薬は99%の精度ととても正確です。
しかし、そんな妊娠検査薬に陽性なのに、反応しない人もまれにいます!!
それには以下のような原因が考えられます。
尿の濃度が薄い
妊娠検査薬の使用方法には「朝昼晩いつの尿でも検査できます」と書いてありますが。。。
朝一の尿と昼間に水分を多く摂ったあとの尿では、尿中の成分の濃度は異なってきます。
正確な検査結果を知りたい場合は、朝一の尿で検査した方がいいでしょう。
フライング検査だった
フライング検査とは、生理予定日や生理予定日より前に妊娠検査薬を使用するものです。
インターネットを見ていると生理予定日前でも陽性が出たという人も中にはいるので、妊娠しているか早く知りたいばかりに生理予定日前に検査してしまう人がいます。
ですが、妊娠検査薬は「生理予定日1週間後」に検査すると、正しい結果が出ます。
中には早期妊娠検査薬といって、25mIU/mlのhCGを感知する検査薬もありますから、早期妊娠検査薬ならフライング検査をしてもいいでしょう。
通常の妊娠検査薬を生理予定日より前に使用することは正しい結果が出ませんしお金も勿体無いので、生理予定日が過ぎるまで待ちましょう!
陰性だったのに妊娠していた人もいる?!
『妊娠検査薬は陰性だったのに、実は妊娠していた!』という人も中にはいます。
妊娠検査薬は感知出来るhCGの下限値は50mIU/mlですが、実は上限を超えてしまうと、それも感知出来なくなります。
しかし、そのように妊娠検査薬で感知出来ないほどのhCGが分泌されるということは異常妊娠の場合もあります。
妊娠検査薬は陰性だとしても、生理がずっと来ないという場合は、必ず産婦人科に行って検査をしてもらってください。
まとめ
妊娠検査薬は正しい使用すれば99%の確率で正しい結果が出ます。
『フライング検査や朝一の尿ではなく今すぐに結果が知りたい!』という気持ちはとてもよく分かりますが、出来れば落ち着いて生理予定日までは検査を待って朝に検査した方が良いですね*
妊娠検査薬を正しく使用するためにも、
- 前回の生理やタイミングを取った日
- 排卵日と思われる日
はきちんと記録しておくと、のちのち役に立ちます♪
妊娠検査薬の事ならこちらも要チェック!!
*想像妊娠を経験した事がある女性は意外に多い?!その理由とは??