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ミニマリストの服は年間費用を決めて買え 目からうろこのお金の使い方

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ミニマリストは家の中をスッキリさせ、スマートに生活するだけでなく、無駄な出費をしません。
よく失敗しがちなのはどうしても洋服費用が高くなってしまうことです。

ベテランミニマリストは洋服代を年間で考えることによって、洋服代がかさまないようにします。ミニマリストは洋服代として年間どれくらい捻出しているのでしょうか?年間の洋服代をどのように使い分けているのでしょうか?洋服の購入でどんな落とし穴に注意する必要があるでしょうか?早速見ていきましょう。

ミニマリストの年間洋服代はいくら?

ミニマリストが洋服代として年間に取り分けてもよいのは、年収の2~4%です。年収300万円なら6~12万円ということになります。2~4%の割合の中で十分に質の良い洋服を買いそろえることができるので、これを超えてはもはやミニマリストとは言えないかもしれません。

貯金があるなら年の初めに封筒を用意し、そこに年間洋服代と書いてお金を入れて置き、洋服を買うときはその封筒からしか支払わないというふうにすると良いでしょう。さて取り分けた洋服代はどのように使っていけばいいのでしょうか?

季節ごとに必要なものを先に決める

自分が既に持っている洋服のレパートリーの中から新たに買い揃えてる必要なものをピックアップしましょう。「コートはもう10年着ていて、少し型ずれしているから今年買い換えよう」「トップスは十分お気に入りが揃っているから、今年はいいのが出ても買わない」などと最初に決めてしまうと衝動買いせずに済みます。

冬服は一般に夏服よりもお金がかかります。よって年間洋服代の50%は冬服に、30%は春秋用に、20%は夏用にというふうに考えると予算内に収めることができます。「冬用コートは絶対に買う、続いて夏用トップスも絶対に買う」譲れないものを先に決めておいて、その他のものは状況を見ながら買いましょう。

いつ何を購入するか?

ミニマリストは最高にお気に入りで良いものだけを長く使います。つまり、本当にほしいものは確実に手に入る方法で購入する必要があるでしょう。購入時期は季節の前取りです。

冬用コートがほしいときは秋に購入計画を立てておく必要があるでしょう。良いものは先に売り切れてしまうからです。あらかじめネットなどを使ってお気に入りの商品を決めておきましょう。

いくらで購入するのか?

一般の人は目からうろこでしょう。絶対コレというお気に入りの商品がみつかったらズバリ、定価で購入します。ミニマリストは安く購入しようとしてはいけません。なぜミニマリストは定価で買うという心構えが必要なのでしょうか?

落とし穴…バーゲンに注意

「この商品バーゲンなら買ってもいいなぁ」という商品があったとします。
考えて見ましょう。なぜ自分の選別基準に「バーゲンなら…」という条件が付くのでしょうか?定価で売られているならなぜ購入したくないのでしょうか?

それはそこまでその商品に愛着がないからです。ミニマリストなら定価でも買ってもいいと思うほど大好きな洋服だけ揃えましょう。それが少数精鋭のラインナップに揃えるコツなのです。

同様に「この商品バーゲンで売られているから買っちゃおうかな」と思った商品があったとします。その商品、決して買ってはいけません。それこそがクローゼットを服だらけにしてしまう元凶だからです。

同時に貴重な年間洋服代が消えてしまいます。自分も大好き、他の人も羨ましがるような本当に良い洋服は、季節を先取りした時期に定価で売り出されるものの中にあるのです。

下着も手を抜かない

下着は普段ひと目に触れることはありませんが、安いからといってまとめ買いするとタンスはパンツだらけになってしまいます。ミニマリストは5枚セット売りなどに手を出しません。

質のよい下着を履くと分かるのですが、高い下着にはそれだけの価値があるのです。年間洋服代の一部は価値ある下着に取り分けましょう。

ネットショッピングには落とし穴いっぱい、でも賢く使う方法も

最近ではネットショッピングで品物を購入している人も多いでしょう。自宅や移動先でも気軽に注文できるのが魅力です。しかしミニマリストにとって、ネットショッピングはデメリットもたくさんありますので注意が必要です。

まずネットショッピングで注意しなければならないのは、ついつい物を買いすぎてしまう点です。実店舗で買い物をする場合、3~4店も回れば結構疲れるでしょう。しかしネットショッピングはクリックをすれば移動なしでいろいろなお店の商品をチェックできます。しかも在庫を持つ必要のない通販サイトの場合、品ぞろえも豊富です。

このため、購入できる商品の対象が実店舗と比較するとかなり増えます。しかも注文した商品は自宅に宅配便にて届きます。実店舗で買い物した場合、購入した商品を持ち歩かないといけません。するとたくさん買いすぎると持っていけなくなるので、ほどほどの買い物になります。ところが自宅に商品が届く通販サイトの場合、持ち運びの労がなくなるのでたくさんつい購入しすぎてしまいます。

通販サイトでショッピングした場合、クレジットカードや銀行振り込み、代引きによる支払方法が一般的です。その中でもカード払いにしている人は多いでしょう。手数料などかからないお店が多いからです。クレジットカードの場合、キャッシュレスでショッピングできる利便性がメリットな半面、現金を使わないのでついつい買いすぎるデメリットもあります。「カード破産」などはその典型です。

カードの支払方法もいろいろあります。分割払いやリボ払いを選択すれば、お金がなくても買い物できてしまいます。その結果、通販サイトでついつい余計なものを購入してしまうわけです。このようにたくさんモノを買いすぎてしまう仕組みになっているネットショッピングはミニマリストにとって大敵なのです。

しかし中には「仕事があるので店舗にてショッピングする時間がない」という人もいるでしょう。ネットショッピングはデメリットもありますが、注意すべきポイントを押さえておけばついつい買いすぎる事態を回避できます。

まずネットショッピングをする際には、疲れていないときに時間帯を絞ることです。仕事終わりの夜遅くお酒をひっかけた時などはネットショッピングを控えるべきです。疲れている、アルコールの入っているときはどうしても正常な判断ができません。すると本当はあまり必要ないものでも購入してしまいがちです。

もし仕事終わりの疲れているときくらいしか、通販サイトをチェックできないのであれば、いったん夜は買い物かごに入れるところまでにとどめておきます。そして翌朝注文ボタンを押すことです。一晩休むと「なんでこんなもの注文したのだろう」と冷静になれます。睡眠をとれば頭もクリアになっているので、無駄な買い物をせずに済みます。

通販サイトの会員になると、定期的にメルマガが届くことが多いです。メルマガを見ると「この日に購入すれば全商品3割引き!」のような目を引く広告が記載されています。大手の通販サイトはメルマガや広告メールで少しでも集客できるように力を入れています。このためメルマガを目にするとついつい誘惑に負けて、買い物してしまいます。メルマガの配信希望をしないこと、宣伝メールが届いても無視することが大事です。

ミニマリストになるためには、買い物をしたら必要ないものを売却するのが基本です。そうすればプラスマイナスゼロなので、モノが増えることはないです。最近では不要なものを処分する手法がいろいろと出てきています。

ネットオークションに出品する方法もあれば、最近よく宣伝しているフリマアプリを活用する方法もあります。このようなところで着なくなった洋服を処分すれば、部屋の中に物が増えることはないです。しかもごみとして処分すれば一切お金になりませんが、ネットオークションやフリマアプリに出品するといくらかのお金に換えられるかもしれません。

具体的な年間購入計画を立てよう

ではここまでのポイントを踏まえて、具体的なミニマリストの年間購入計画を立ててみましょう。ここでは男性と女性に分けて計画を見ていきます。

・女性の年間購入計画の立て方

1月はブラジャーやショーツのような下着の購入を検討しましょう。1年間使い続けると傷んだ下着も出てくるはずです。この下着と交換するために、年初に新しいものを入手しておきましょう。ただし先ほども紹介したようにまとめ買いするのではなく、捨てた下着と同数購入すれば物も増えません。

3月に差し掛かると、寒さも緩んできて日中は暖かく過ごせる日も増えてきます。それまで厚手のコートを着用していたでしょうが、必要もなくなってきます。このあたりで春に身に着けるアイテムを購入しましょう。長袖のTシャツや春夏に使用できるボトムスを必要に応じて買い求めます。コートなどは2~3シーズン続けて使えるようなものを探すべきです。

4月になったら、それまでブーツを履いていた人にとってちょっと暑く感じる時期です。ですから必要であれば、スニーカーに買い替えるといいでしょう。この時に捨てる靴下があれば、ついでに補充するのもおすすめです。

最近は温暖化が進んでいるのか、5月でも夏日を記録することもしばしばです。そこで必要があれば、夏物をここで投入するといいです。半袖のTシャツが必要であれば買い求めておきます。

7月・本格的な夏が到来したらサンダルを購入してみましょう。もし半袖のパジャマを眠るとき着用していて傷みがひどくなっていれば、梅雨明けごろの買い替えるのがタイミングとしておすすめです。

9月はこのごろ、まだ厳しい暑さが続いていることが多いですが、ここで秋冬物を購入しましょう。ボトムスで必要なものがあれば、この時期に買い求めておきます。長袖のパジャマを使用しているのであれば、日中暑くても夜はひんやりしだしますので買い求めておきましょう。トップスについては春物と兼用できるので、捨てるものがなければ買い物は控えるべきです。
10月、もしブーツを買い替えたいと思っているのであれば、この時期に購入計画を立てておきましょう。10月になると暑さも落ち着き、ブーツを履くのにだんだん適した天候になるからです。

冬物のコートの買い替えを検討しているのであれば、10月の終わりから11月ごろに探してみるのがいいです。冬物のレディースコートは、11月になると活発に発売される傾向があるからです。重ね着するのが好きであれば、セーターやカーディガンなどを購入するのもいいです。

・男性の年間購入の立て方

一般的な傾向として、女性よりも男性のほうがより少ないファッションアイテムでも着こなすことはできるはずです。そこで男性の場合ミニマリストを目指すのであれば、できるだけ服を購入せずに現存のアイテムを活用することです。そして使えなくなったアイテムと交換するようなイメージで購入計画を立てましょう。

1~3月までに春物のアイテムを購入するといいです。新社会人になるのであれば、スーツ一式を買い求めておきましょう。男性の場合、兼用できそうなファッションアイテムを買い求めるべきです。特にボトムは男性の場合、年間通じて着られるようなアイテムもたくさんあります。トップスに関しては仕事・プライベート兼用できるものを買い求めれば、その分余計に衣服を購入する必要がなくなります。

この時期に購入するアイテムは、春だけでなく秋も意識することです。春と秋は似たような気候なので、兼用すればその分余計な衣服を自宅に置いておかずに済みます。

4~5月ごろになれば、夏物のアイテムを意識して購入することです。男性の場合、Tシャツなどでしのぐのが一般的ではないですか?Tシャツの場合、手軽に購入できるのでついつい買いすぎないことです。もし多めに購入してしまったら、自宅にあるTシャツで必要ないものを処分して量の調節をしましょう。小物で帽子を使っているメンズも結構いるでしょうが、夏前に必要であれば購入するといいです。

春先に購入しなかった、春先のアイテムで処分するものが出てきたら、8~9月ごろに秋口に着るものを探すといいです。できれば2~3シーズン着られるもの、少なくても翌年の春兼用できるようなものを購入するのがおすすめです。

10月中旬から11月ごろにかけて、コートを交換したければこの時期に買い求めておきましょう。コートはそう頻繁に買い替えるものではないでしょう。少なく見積もっても3シーズン程度着られるようなデザイン・素材のものを購入すべきです。ウールの含まれているようなコートのほうが、長持ちします。

男性であっても下着も決して手抜きすべきではありません。下着は大体、半年から1年も使い続けていると破けたり、汚れが目立ったりして買い替えの時期が来るはずです。下着も捨てるものがあればこまめに補充することです。上で紹介した下着の劣化ペースを考えると、だいたい年に1~2回のペースになるでしょう。ですから1月と必要に応じて7月の夏場ごろに下着を購入するのがおすすめです。

セールでお得に購入したい人のための年間購入計画

上で紹介したようにセールやバーゲンではついついいらないものを買ってしまいがちなので、ミニマリストになるためにはあまりお勧めできません。しかし「どうしてもセールの時に購入して節約したい!」と思っているのであれば、いつどのようなアイテムが出てくるかをチェックしましょう。

ゴールデンウィークの前後には、春物のセール品が出やすくなります。夏物は6月中旬あたりでプレセール・7月中旬にかけてグランドセール・7月の終盤にクリアランスセールの開催される傾向があります。

秋物は行っていないお店も多いです。行っているところであれば、10月下旬あたりで開催される傾向が強いです。

冬物をセールで買い求める場合には、12月の頭にプレセール・中旬ごろにグランドセールが開催されます。クリスマスに差し掛かったあたりでクリアランスセールが開催され、それでも在庫が余っていると1月の新春セールで売り出される傾向が見られます。

この時期に買い求めると、何割引きなどお得にアイテムを購入できます。ただし安いからといって、ついついたくさん購入しすぎないことです。また数シーズン着回せるように、当面のトレンドに沿ったデザインかどうかも慎重に見極めましょう。定価で販売している商品を購入するイメージで、セール品を探すこと、自分の気に入ったアイテムがなければ何も買わずに撤退することも大事な心構えです。

年間洋服代制度を採用すると衝動買いがなくなる

年間洋服代制度は、無駄な買い物をなくすと同時に、家にモノを増やさない効果的な方法です。ミニマリストになるのであればぜひとも実行してみましょう。

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