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ミニマリストになれない人と向いているようで向いてない人

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今流行のミニマリストになりたい!そう思っても努力しても挫折する人がたくさんいます。

実はミニマリストになりやすい人と、なろうと思ってもなれない人がいるのです。どういう人はミニマリストになりにくいのでしょうか?

分析するとおもしろい結果が出てきました。一見ミニマリストに向いていそうな一部の人は、実はもっともミニマリストになれない人だったのです。では見ていきましょう。ミニマリストになれないのはこんな人です。

節約したい人はミニマリストになれない

節約=ミニマリストと思っている人もいますが、これは大間違いです。なぜでしょうか?ミニマリストは余計なものを買って家のものを増やしてはいけません。よって節約家はミニマリストになれないのです。説明しましょう。スーパーに行きます。広告で「シーチキンの缶詰通常100円のところ本日限り50円!お一人様5個限り!」とあったとします。

ミニマリストはどうすべきですか?本当に必要か考慮し、必要であればひとつだけ購入します。節約家はこの機会を逃さず5個買いだめするでしょう。デパートに行くと季節外れの洋服が定価の半額以下で売られています。少々色に難ありですが、部屋着では十分使えそうです。ミニマリストはどうしますか?購入を考えすらしません。

既に家に同じ用途を果たすお気に入りの服が一着あるのであれば、どんなに安くても2着目は購入しないのです。節約家はこの機会に購入しておき、今のものが着れなくなったら着ようと思うことでしょう。さらに倹約家はまだまだ使える洋服や食物を捨てることはできないでしょう。

思い出を大切にする人はミニマリストになれない

続いてミニマリストになれないのは思い出を大切にする人です。ミニマリストは本当に大切なものは何かを追求するので、思い出を大切にすることも重要なように感じます。ですが思い出というのはミニマリストの最大の敵です。
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「これは○○からもらった大切なもの」「これは学生の思い出が詰まったアルバム」など思い出のものを取っておきたい人は部屋のものを減らすことはできないません。感情入れのあるどんな人にもらったものであろうと、処分できる人でないとミニマリスト(最小限主義者)にはなれないのです。

「言うことは頭でわかっているけれども、どうしても捨てられない…」このようなジレンマを抱えていませんか?この場合、発想を転換することです。

手始めに「思い出の品は大切なものですか?」このように自問自答しましょう。思い出の品をもう少し詳しく定義すると、昔使っていたもので今は使っていないけれども思い出のあるものとなるでしょう。昔から家にあるものともいえるでしょう。こういった物が果たしてあなたにとって本当に大切な物ですか?この先も家になければならない物ですか?このように言われると、イエスと言い切れないアイテムも出てくるはずです。

続いて思い出の品と言われる物、あなたは本当にいつも大事に思っていますか?これも捨てるに捨てられないときに自問自答してみることです。思い出の品は結構片づけをしているときに久しぶりに見て、「ああ、そういえば…」となりませんか?思い出の品といわれると大変大事なもののように思えますが、常日頃押し入れの奥にあって、まったく頭の片隅にも残っていないことはありませんか?

思い出の品というけれども、普段見えないところにしまっていればそれは捨てても構わない物なのです。人間常に見ていないと、その存在をいずれ忘れます。

家族誰にも思い出されることなく、押し入れなどに何年も眠り続けることが、果たしてその物にとって正しい処理の仕方なのか、よく考えてみましょう。

親御さんにとって、小さいとき子供が作ってくれたものを片付けられないという人は多いです。子供が描いた絵や作文、誕生日カード、肩たたき券…いずれも親にとっては大事な物でしょう。しかしこれをすべて残すとかさばってしまいます。数が多くなればなるほど、その管理は大変です。
すべてを捨てろとは言いません。ただ少し数を減らしてみましょう。そうすれば、断捨離も多少はかどるはずです。

思い出の品でも捨てないと、人はどんどん新しいものを購入します。おのずと部屋の中に物があふれてしまいます。思い出の品は必ずしも今の自分にとって必要な物とは限らない、この意識を持ちましょう。

正義感の強すぎる人

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ミニマリストは信念をもっています。周りに流されない大切なものを見極める能力が高いからこそミニマリストになるのです。しかし正義感が強すぎる人はミニマリストに向いていないと言われています。なぜでしょうか?

なぜなら、正義感が強すぎる人は往々にして他の人にもミニマリストの考え方を無理強いするからです。本人は正義を振りかざし幸せですが、いつも説教を食らう周りの人はたまったもんではありません。よって他の人を裁いてしまうほど強い正義感の持ち主は、ミニマリストになれてもならないほうがいいでしょう。

ミニマリズムによっておこるデメリット

ミニマリズムによって起こってしまうデメリット(物欲がなくなる、人を招いてももてなせなくなる等)を提示し、ミニマリストになる前の読者に自分がミニマリストに向いているのか問いかけてください。

雑誌やインターネットなどでしばしば取り上げられるミニマリスト、なんとなくいいイメージを持っている人もいるでしょう。しかしミニマリストにはメリットがある半面、デメリットもあります。デメリットも理解したうえで、自分にミニマリズムのスタイルが向いているかどうか慎重に検討しましょう。

物欲がなくなる

「買ったら部屋の中の物が増えてしまう…」ということで購入意欲そのものがなくなりかねません。物欲がなくなると、労働意欲を失ってしまうかもしれない、これが最初のミニマリストのデメリットです。

物を購入しなければ、お金がかかりません。ということは、お金をそれほど稼ぐ必要がなくなります。ではなんのために働くの?というジレンマに陥ってしまう恐れがあります。ミニマリストになったことで、燃え尽き症候群のようになって、あらゆることにやる気をなくす人も時折見られます。

真逆で、ミニマリストになったがために今まで以上に物に執着するパターンもあり得ます。ミニマリストになると、買い物する機会も減少します。すると1回1回の買い物が勝負です。

・下手な物は購入できない
・間違った物を買わないようにしなければ

このような意識にとらわれる人も出てきます。

その結果、今までよりも買い物に時間のかかる恐れがあります。「100円ショップでイヤホンを購入するのに30分近くかかってしまった」という体験談もネットで実際に紹介されているほどです。無駄な物が減っても、時間の無駄遣いが増える可能性もあります。

人間関係が希薄になりかねない

仲良くなった友人や恋人を時に自宅に招くこともあるでしょう。ただミニマリストの部屋の中には最小限のものしかないです。マンガもなければオーディオもない、ミニマリスト上級者にもなればテレビすら部屋の中にないという人もいます。娯楽のアイテムが一切ないところでどうやって過ごすのか、これはなかなかの難題です。

気心が知れて、話だけをしていれば楽しくて他は何も必要ないという関係ならいいでしょう。しかしそれくらい価値観が何から何まで合う人を見つけるのは簡単なことではないです。特に知り合って間もない友人や恋人をがらんとした部屋に招くのは勇気がいります。結果的に人との交流が億劫になってしまって、友達がなかなかできなくなるパターンもあり得ます。

緊急事態に対する備えがない

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ミニマリストは食べ物も日用品も、ストックはほとんどないはずです。もし震災のような大きな災害の発生した場合、サバイバル能力という面では一般の方よりも劣ります。

大きな災害が発生すると、ライフラインが寸断され、物資も届きにくくなるのは歴史が証明しています。家にある食べ物・日用品で当面しのがなければならなくなる事態も十分想定できます。災害が発生したときにどうすればいいか、このことも視野に入れてミニマリスト生活を続ける必要があります。

以上で紹介したのが、主なミニマリストになることによって生じるデメリットです。本当にこの問題点を克服できるか、考えた上でミニマリズムを実践することです。

ミニマリストに向いているのは?

では逆にミニマリスト向き、このライフスタイルがおすすめな人はだれか、いくつか特徴があります。

物事を割り切れるさっぱりとした性格の人

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ミニマリストになるための足かせになるものに、「思い出の物を捨てられない」という事例を紹介しました。逆に言えば、物に対して別に執着していない竹を割ったような性格の人はミニマリストの生活は向いています。「いる?いらない?」この二者択一でパッパパッパと仕訳のできる人は、ミニマリスト向きです。

レストランなどに行ったときに、すぐにウェイターを呼んで注文できる人がいますね。このようにすぐに決断できる人はミニマリストの生活スタイルにすぐになじめるでしょう。一方メニューを決めるのに何分も時間がかかるような優柔不断の人は、そのままではミニマリストの生活を実践するのは難しいです。

自分と他人は価値観が違うと思う人

正義感の強すぎると他人に断捨離を無理強いしてしまい、人間関係がぎくしゃくすると話しました。その逆で「自分は自分、他人は他人」という人によって価値観が異なることを受け入れている人がミニマリスト向きです。他人を干渉しない、自分のことをあまり強くアピールしない人なら自分はミニマリストの生活を謳歌しながら、周りの人ともうまくやっていけるでしょう。

世話焼きで周りの人を放っておけない、お母さんのようにふるまってしまう人はミニマリストになるのは注意が必要です。「自分にいいものが他人にとってもいいこととは限らない」このことを忘れないことです。

余計な買い物をしない

買い物に行ったときにセール品を見て、今必要ないのに「お得だから…」という理由で購入してしまう人はミニマリスト向きではないです。一方あらかじめ買い物する前に必要な物をメモ書きして、メモに書かれたものだけを購入する人はミニマリストの生活になじみやすいでしょう。必要な物だけ買い求めて、どんなにお得でも見向きもしない、このようなショッピングスタイルであればミニマリストにチャレンジしてみませんか?

まとめ

ミニマリストという言葉がもてはやされていて、自分も実際にチャレンジしてみたという人のブログ・口コミがインターネットでいろいろと紹介されています。その中には「やってよかった」という人もいる半面、少なからず「失敗した」という意見も見られます。このようにミニマリストはメリットのある一方で、デメリットもあることを認識しましょう。

今まで見てきたように、ミニマリストの生活がうまくいくかどうか、その人の性質が大きく関係します。ミニマリスト向きの人もいれば、あまり向いていない人もいます。ミニマリストの生活を取り入れる前に、自分に適性があるかどうかを確認しましょう。

ただしミニマリストに向いていないといっても、「絶対に失敗する」というわけではないです。今までの価値観・考え方を見つめ直すことで、ミニマリストがうまくいくかもしれません。

ネットには自分がミニマリストに向いていない性格だと認識していて、それでも断捨離に挑戦している人の体験談も掲載されています。スムーズにはいっていないけれども、徐々に持ち物を減らすことに成功しているそうです。自分がミニマリスト向きではなくても、どうしても持ち物を減らしたければ以上で紹介した注意点を見直して自分のペースで進めていきましょう。

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