スマートフォンのデータ通信は、Android標準ブラウザでページ閲覧していると、広告やサイトに含まれる動画により気づかないうちに大容量のデータ通信を行っていることがあります。
同じホームページや動画を見る際にも、ブラウザ次第では節約効果があります。
当記事ではAndroidスマホの通常時に使用しているブラウザを変更して通信量を節約できるのかを検証していきます。
目次
AndroidユーザーはGoogleの「Chrome」が一押し!?
Androidユーザーならば、Googleが開発したChromeを利用すれば、ネットサーフィン時のデータ通信量を最大半分に節約可能です。
Chromeの設定から「データ使用量を節約」にチェックを入れるだけで、全てのサイトを読み込む際に一旦Googleのサーバーを経由して表示させることが可能となります。
平均30%前後のデータ容量を節約できる
Googleのサーバーを通過する際に、データ圧縮処理が施されてからスマートフォンに届くので、平均30%前後のデータ容量節約可能なことが分かっています。
Proxyを使うようなイメージを持つと分かりやすいですが、元々サーバーを経由することでデータ圧縮を行なって通信を行なう手法は、古くはRIM社のBlackBerryシリーズで行われていました。
Google社がChromeで提供しているデータ圧縮は、スマートフォン端末とサーバー双方に負荷が掛からない程度の圧縮率にしているので、データ圧縮と軽さのバランスを調整した上で運用されています。
Operaの「Opera Mini」もおすすめ
スマートフォンで契約しているデータ通信容量が格安SIMを利用しているといった事情から特に少ない場合には、高圧縮率を誇るOpera Miniがオススメです。
データ圧縮モード設定のOpera Turboという項目から、ビデオブースト機能をオンにして、広告をブロックもオンにすればChrome同様にOperaサーバーを経由してデータ通信が行われます。
データ圧縮率はChromeを超える
Operaサーバーで行われるデータ圧縮率は高く、50%前後の実績があるので、Chromeよりも更に高圧縮を行なって強くデータ通信量を節約したい時に重宝するでしょう。
一般的なWebページであれば、90%の圧縮率に成功しているケースもあり、動画よりもWebサイトの閲覧が多い人にはOpera Miniがオススメというわけです。
圧縮率が高いページを復元する際にスマートフォンの性能を必要とするので、最新機種から数えて余りにも古い機種では動作が重くなることがある点に注意が必要です。
ドルフィンブラウザはどう?おすすめする理由とその機能
スマートフォンユーザーにとって日々増えてゆくWebページ広告に悩まされている人も多いでしょう。
画像や動画が含まれているので、通信量が自然と増えてしまいがちです。
ドルフィンブラウザを利用することで、Chrome同様にデータ通信量を節約出来ますが、有料版のドルフィンゼロを利用すればアドブロック機能を使用可能です。
アドブロック機能では、Webページ閲覧時に表示される広告を全て非表示に出来るので、煩わしく思われがちな広告に対しても威力を発揮します。
Googleの広告を表示しないだけでも、全体の50%通信量を節約出来ると言われており、Webサイト閲覧が多いにも関わらず契約プランを節約料金としている場合には、ドルフィンゼロを利用すると良いでしょう。
firefoxも節約できる?
PCユーザーの中には、歴代のfirefoxブラウザに慣れている人もいるでしょう。
firefoxには、アドオン機能を追加することで標準搭載されている機能を拡張することが出来るシステムが装備されています。
「Google DataSaver proxy for Firefox」というアドオンを追加すれば、Googleデータセーバーを利用出来るので、Chrome同様のデータ通信量節約効果を期待出来ます。
目安としてデータ通信量が50%前後に抑えられると考えておけば良いでしょう。
アドオンのオンオフを切り替えることが可能ですから、Wi-Fi環境下に入った時にはオフにするといった使い方が可能です。
データセーバー機能は、メニューボタンからすぐに切り替えが出来るので便利です。
まとめ
Androidを利用する際には、豊富なアプリを自由にインストールして使えるので、データ通信量を節約しながら利用出来るブラウザを複数の選択肢から選べます。
実際に使ってみて、使い勝手と効果のバランスが良いブラウザに乗り換えてみると良いでしょう。