Androidを使い始めて驚くこととして、電源を入れておくだけで特に操作をしていなくても自動的に通信を行っていることが挙げられます。
スマートフォンでは、バックグラウンド動作をしているアプリが常に最新の状態に更新してくれる便利さがありますが、一方でパケット代が多く掛かる問題点を抱えている状況です。
しかし、工夫次第でパケット代を節約出来るので、設定や使い方を見直してみると良いでしょう。
パケット代を節約するための設定方法
機内モードやモバイルデータ通信をオフにすれば、確かにパケット通信を行わなくなるのでパケットの消費が無くなります。
しかし、単に通信を遮断しただけでは、再開した時に一気にパケット通信を行なってしまうので効果が薄いでしょう。
大手携帯電話会社のパケット代が高いわけですから、Wi-Fi環境以外ではバックグラウンド動作による自動同期を止めておけば、パケット節約となります。
Googleの設定メニューからアカウントを選ぶと、Androidに標準で入っているGoogleアプリが一覧表示されるので、個別に設定すれば良いでしょう。
なるべく無線LANを使用する
Android機種のパケット代が気になる時には、あくまでもSIMカードを利用したモバイルデータ通信のみがパケット代として計算されるので、なるべく無線LAN通信を行えば通信パケットはカウントされません。
なぜなら、無線LAN利用時は無線LANルーターがつながっている先の通信回線を利用しているので、モバイルデータ通信は行なっていないからです。
GooglePlayに登録されているアプリは、頻繁に更新が行われているので、アプリの更新は無線LAN接続時のみという設定にしておけば、パケット代が高額になることは無いでしょう。
アプリは年々大容量化が繰り返されているので、利便性向上と共に更新ファイルサイズも肥大化しているので注意が必要です。
PacketWiFi、WiMaxで節約する
携帯電話会社との契約では、1GBあたりのパケット代が高額となりやすいので、外出時に頻繁にAndroidを利用するならばモバイルルーターを持っておくと良いでしょう。
PocketWiFiやWiMaxといったデータ通信専用のモバイルルーターならば、1GBあたりの単価が低く設定されており、WiMaxのように月間通信容量無制限となるギガ放題プランを契約する方法があります。
普段はなるべくモバイルルーター経由で通信を行い、その分だけ携帯電話会社との契約容量を絞っておけば良いわけです。
1GBあたりの単価を比較して、割安に済ませることが出来ることは、PocketWiFiやWiMAXの月額料金と携帯電話のパケット代を比較すれば分かります。
パケット代を節約できるおすすめアプリ3選
1.各種ブラウザアプリ
パケット代は節約次第で十分に減らすことが出来るものの、利便性をあまり損ないたくない場合に利用したいならば、ブラウザの変更から始めてみると良いです。
標準ブラウザでは、ホームページの読み込みについてそのままデータ圧縮せずに受信してしまうので、ChromeやOperaMiniというブラウザアプリへ変更して、データセーブ機能をオンにすれば、表示させたいホームページをGoogleやOperaのサーバー経由で圧縮してダウンロード出来るので、通信容量を半分以下に減らせます。
2.MAPS.ME
また、外出先で使うGoogleMapについては、読み込むデータ量が膨大となりやすいので、MAPS.MEというオフライン地図アプリを利用すれば、外出時であってもデータ通信を常時行なう必要が無く、オフラインで地図表示が可能です。
道に迷ってしまった時のみGoogleMapを利用すれば、パケット代を大幅に節約出来るでしょう。
3.速度制限アプリ
一方、パケット代は高速通信するほど気付かない間に使ってしまうので、速度制限アプリを利用する手もあります。
契約している携帯電話会社により、高速通信と低速通信を切り替えるアプリを公式提供している会社もあるので、契約内容に合った速度制限アプリをインストールして切り替えながら使えば、うっかりパケット代を使いすぎる心配は無くなります。
まとめ
Android機種は、いつでも情報を最新の状態に保つために、バックグラウンド動作をしているアプリが多いです。
自動同期を自らコントロールし、WiMAXのような月間通信容量無制限プランが利用出来るモバイルルーターを併用すれば、パケット代を大幅に節約しつつ快適な利用が出来るでしょう。