Androidには「テザリング」という機能があります。このテザリングを実現するためにはモバイルアクセスポイントという機能があってこそ。
テザリングを利用することによって、例えばSIMの入っていないAndroidでもモバイルアクセスポイントとなるAndroidを経由してネット環境に接続できます。
また、3DSやPSVitaといった携帯ゲーム機のアクセスポイントとしても利用することができます。これを上手く使えば、モバイルアクセスポイント機能のあるAndroidを使って他の周辺機器をネット環境に接続できるようになるわけです。
これまでの携帯電話からは考えられないような便利な機能ですよね。
モバイルアクセスポイントは任意の通信量に細かく設定できる
このモバイルアクセスポイントはAndroidの設定画面から、個別に色々と設定することができます。
例えば、iPhoneのテザリングに使用している場合、iPhoneからのデータ通信量を少なく設定したり、あるいは特定の機器のみ通信を許す、といった設定もできます。
ほとんどの人はこのモバイルアクセスポイントの設定を見直していないと思うので、最大化設定で放置していることになります。
すると、通信量の節約が上手くいかなかったり、バッテリーの持ちが悪くなってしまったり…といったことになりかねません。特にAndroidの場合だと、契約しているプランによって通信量の上限があっという間にきてしまうこともありますよね。
データ通信量の上限がきてしまうと低速回線にしかアクセスできなくなってしまうため、快適にスマホが使えるかと言えば難しいでしょう。
設定方法
このモバイルアクセスポイントの設定の仕方はとても簡単。データ通信量確認画面に移行して、メニューボタンを押す、そしてモバイルアクセスポイントをタップすればOK。
後は個別のWi-Fiネットワークを細かく設定していくことができるようになります。もちろん各メーカーのAndroid、あるいはバージョンによって操作方法を異なりますが、大体データ通信量確認画面から設定できることが多いようです。
例えば、自宅の無線LANを使ったWiFi環境下なら全てのアプリのバックグラウンドを有効にしておいても良いと思いますが(データ通信量はかからないため)、データ通信量に制限のあるテザリングを利用しているときはバックグラウンドでの作動を無効にする、といった細かい設定ができます。
そうしておけば、必要以上に通信量を加算してしまうリスクが避けられますね。1度時間のある時にでもゆっくりと見直しておいたほうが良いと思います。
格安SIMはモバイルアクセスポイントを設定しないと使えないことも…
ちなみに余談なのですが、一部の格安SIMはこのモバイルアクセスポイントで設定しないと使えないことがあるようです。
基本的に格安SIMの設定は自身で行わなくてはならないので、今のうちから早めにモバイルアクセスポイントの設定方法について予習しておいた方が後々便利なこともあるでしょう。