肉というのはしっかりと火を通したいけど、火を通し過ぎてしまうとどうしても中がパサパサになってしまう、ということはよくあります。
牛肉は多少レアな状態でも問題ありませんが、鶏肉や豚肉というのはしっかりと火を通さなければなりません。
特に、鶏肉の場合には胸肉などは分厚いためになかなか火が通りません。中まで火が通った時には中はパサパサで美味しくない、ということも珍しくないのです。
では、鶏の胸肉などを上手に焼くにはどうすれば良いのでしょうか。
火が通りやすい大きさにする
火が通りにくいのであればまずは一口大の大きさにカットしましょう。そうすればしっかりと中まで火を通すことができますし、余計に焼きすぎることもなく適度に水分を維持した状態で焼くことができます。
どうしても、切らずにそのままの固まりの状態で焼きたいのであれば、分厚い部分の肉に包丁を入れましょう。そして観音開きにしてから厚みを均等な状態にして、皮目を焼いてから焼色がついた状態で蓋をします。それからじっくりと蒸し焼きにすることで、肉内部の水分を蒸発させずにふっくら焼き上げることができます。
さらに急いで、短時間で中まで火を通したいのであれば、レンジを使用するのがおすすめです。最初にレンジを使用して2分前後加熱しておきましょう。それから焼くようにすると短時間で中まで火が通ります。
蒸し焼きをした時よりは味は劣るのですが、それでも焼き過ぎた時と比べると水分量はかなり維持したままで焼くことが可能です。胸肉は急いで火を通すために強火で加熱をしてしまうと肉汁がどんどん溢れてしまいパサパサになりますので、強火ではなく弱火から中火で焼くというのが基本になります。
鶏肉をレンジでチンする時には
鶏肉をレンジでチンすることで短時間で、ふっくら焼き上げることができます。しかし、胸肉というのは膨張して爆発してしまうことがあります。そのため、胸肉をレンジで加熱する時にはフォークを使用して肉に数か所穴を開けておくようにしましょう。
鶏肉というのは表面だけがこんがり焼けても中は全く火が通っていない、ということも少なくありません。そのため、レンジを上手に活用して、最も美味しい状態で焼き上げることができるようにしましょう。
レンジを使用したくないのであれば、多少時間がかかっても蒸し焼きにする、というのがやはりおすすめです。鶏肉はよほど新鮮でなければ菌などが付着しやすいですので、しっかりと火を通してから食べるようにしてみてください。手軽に実践できる方法ですので、是非試してみてください。