食費を抑えたい人はチェック!ちょっとした工夫をするだけで安い食材がまるで高級食材になります。
昔、プリンにしょうゆをかけて食べるとウニ味になる、きゅうりに蜂蜜をかけるとメロンの味になる…という噂が流行し、実際に試してみた方も多いのではないでしょうか。
ウニやメロンの味になったかどうかは賛否ありますが、このように、少し手を加えるだけで安い食材がまるで高級食材になることもあります。
調理方法や組み合わせをうまく利用すれば安い食材を活用して高級料理に仕上げることも不可能ではありません。
しかも、とても簡単にできるものも多いのです。
そこで、節約のためにも誰でも簡単に実践できる安い食品を高級食材にする裏技をご紹介します。
目次
インスタントコーヒーを美味しく入れる方法
本当はコーヒーショップで美味しいコーヒーを飲みたい…そう思っていたとしても、毎日コーヒーショップに行くのはなかなか難しいですよね。
美味しいコーヒーを飲みたいのであれば、インスタントコーヒーでも十分です。ちょっとしたひと手間を加えて、コーヒーショップのコーヒーのような味にしてみましょう。
やり方はとても簡単で、インスタントコーヒーの粉末をカップに入れたら少量の水で練るということ。
水の量は多すぎると練れなくなってしまうので、ティースプーン一杯程度を目安にすると良いでしょう。
たったこれだけの手間でまるでドリップコーヒーのような味になります。
また、開封してから時間が経ってしまったインスタントコーヒーは香りが弱くなってしまいますが、フライパンで乾煎りするとおいしくなるので試してみてくださいね。
ただ、この方法は少し目を離している隙に簡単に焦げてしまうので、常に側に立っていましょう。
スーパーの肉が美味しくなる方法
節約をしていて高級なお肉は買えないという方はスーパーで安く売られているお肉を美味しく変身させましょう。
そもそも、例えば安い外国産牛肉と高級和牛ではなにが違うのでしょうか。
これは、高級和牛の方がお肉の脂身が多いです。つまり、サシが入っているということですね。
安い外国産の牛肉だったとしても、脂身を足してあげればまるで高級和牛のような味になります。
こちらもやり方はとても簡単です。
まず、牛肉にフォークを刺していきましょう。
次に、牛脂を薄くスライスし、牛肉の表裏に貼り付けていきます。
あとはラップで包み、冷蔵庫で半日ほど寝かせたら完成!
先にフォークで肉に穴を開けておくことにより、穴から少しずつ牛脂が染み込み、サシの入ったような状態を作ることができます。
しかも、スーパーでは牛脂を無料でもらえるところも多いため、お金をかけずに高級肉のような味に変身させることができるのです。
他にもスーパーの肉を美味しくする方法はたくさんあります。
例えば、煮込むと肉が硬くなってしまう…と悩んでいるのであれば、煮る際に水ではなく炭酸水を使ってみましょう。
炭酸に含まれている有機酸などの働きによりタンパク質が分解され、お肉がやわらかくなります。
また、牛乳に漬け込むことでもお肉がやわらかくなります。
これは、牛乳に肉の繊維を分解する効果があるためなのですが、肉の臭みを消すのにも役立ってくれるので、最低でも30分ほどつけてみると良いですね。
乾燥パスタを生パスタ風にする方法
乾燥パスタを使ってお店で食べるような生パスタを作ることができます。
準備するのは乾燥パスタと水のみ。
あとはこれらを入れる縦長容器を用意しておきましょう。容器の中に水と乾燥パスタを入れたら1時間以上放置します。
これだけでは十分にやわらかくならないので茹でる必要があるのですが、通常は何分も茹でなければならない乾燥パスタも水に浸しておいたものはほんの1分で茹で上がるのです。
1時間水につけた後の状態は白っぽくなっていますが、お湯に入れると黄色くなります。
とてもモチっとしているので、乾燥パスタを使って生パスタ分の料理に挑戦してみてくださいね。
最近は忙しい方の間で時短料理が流行っています。
こちらは料理をする1~2時間前に乾燥パスタを水に入れておくだけで茹で時間が短縮できる形になるため、忙しい方も取り入れてみましょう。
古い米をコシヒカリのように美味しくする方法
お米はできるだけ新しいものを食べたいですよね。
ですが、新米は高いし、古い米がまだ残っている…という場合には次のような方法でコシヒカリのように美味しいお米に変身させてしまいましょう。
これにはいくつかの方法があります。まず、古いお米のパサつきが気になるということであれば、お米を炊く際にオリーブオイルを2、3滴垂らしましょう。
オリーブオイルが苦手であればサラダ油でも問題ありません。
これだけでつやつやとしたお米が炊き上がります。
他にはお酒を使った方法もおすすめです。
お米一合に対して日本酒大さじ一杯ほど入れて炊くだけでお米のツヤ感がアップし、古いお米が持っている独特のにおいも消えます。
ただ、お酒を入れすぎてしまうと炊き上がったご飯から日本酒の香りがしてしまうため注意しましょう。
オリーブオイルも日本酒も苦手ということであれば氷を使った方法もおすすめです。氷を入れた状態で分量通りの水量に調整して炊くだけでふっくらとしたお米が炊き上がります。
これは、沸騰するまでに時間がかかった方がお米の甘みが増すからです。
氷さえあれば簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
他には「にがり」を使った方法もあります。
にがりといえば豆腐を作る際に使う液体なのですが、ミネラルが豊富に含まれていることもあり、お米に混ぜて炊くだけで粒立ちの良いコシヒカリのようなお米になるのです。
入れる量はお米一合に対してほんの一滴のみ。
にがりを1つ購入しておけばかなり長持ちするでしょう。
赤身マグロを中トロのようにする方法
本当は中トロを買いたいけれど節約して赤身のマグロで我慢している…。そんな方でも、この裏技を知っていれば中トロのような赤身マグロを楽しめます。
安い食材がまるで高級食材になるので、チェックしてみてください。
用意するのは赤身のマグロとマヨネーズのみ。マグロにマヨネーズをたっぷり塗りラップに包んだら5時間以上放置しましょう。
あとは食べるときに余分なマヨネーズをふき取るだけでまるで中トロや大トロのような味になります。
これは、油が含まれているマヨネーズを塗ることにより、マグロの脂質を増やす方法です。
それならばただ油を塗るだけでも良いのでは?と思う方もいるかもしれませんが、赤身のマグロにはたくさんの水分が含まれていますよね。
そのため、ただ油を塗るだけではなかなかマグロに染み込んでくれないのです。
ですが、マヨネーズには油だけでなく酢と卵が入っており、卵の成分により油が染み込みやすい状態を作ってくれます。
バニラアイスを高級な味わいにする
100円程度で買えるような安いバニラアイスでもちょっとした工夫で高級なバニラアイスの味わいに早変わりします。
これまで高いバニラアイスを買っていた方も安いバニラアイスで試してみてくださいね。
用意するのはバニラアイスと牛脂です。
牛脂をレンジで温め、茶こしでしっかりこしておきましょう。あとはアイスに牛脂を混ぜるだけでまるで高級アイスのような味わいに変わります。
アイスカップアイス1つに対し、牛脂小さじ2杯くらいを目安にすると良いでしょう。
アイスに牛脂…?と不安に感じる方もいるかもしれませんが、牛脂を加えることにより高級アイスのようなコクを出すことができます。
スルメが生イカのようになる
大量にスルメがあるものの、なかなか消費できない…これが生イカだったらいろいろな料理に使えたのに!
と悩んでいる方はスルメを生イカのように変身させてみましょう。
用意するのは重曹とスルメ、水のみ。
水1リットルに対し、大さじ1の重曹を加えます。
重曹をよく溶かしたらスルメを一晩ほど漬けておきましょう。
生イカの状態にすることにより、スルメとは違った風味も楽しめるため、この方法を知っておけば様々な料理に活用できますね。
注意しなければならないこととして、重層には食用としてはおすすめできないものもあるため、必ず食用に使っても問題ないものを選択しましょう。
インスタントラーメンの麺を生麺のような食感にする方法
インスタントラーメンはとても安くて作るのも手軽ではありますが、インスタントラーメン特有の麺の食感が苦手という方も多いようです。
だからといって毎回生麺を購入するのも…と思っている方はインスタントラーメンの麺を生麺のような状態にしてみましょう。
こちらにも重曹を使います。難しいことはなにもなく、麺を茹でる際に小さじ半分程度の重曹を入れるだけ。
注意しなければならないこととして、重曹を入れたお湯は苦味が出てしまうため、スープには使わないようにしましょう。
茹でるのとは別にスープ用のお湯を沸かしておくと良いですね。
なぜ重層を入れることによって生麺のような食感になるのかというと、インスタントラーメン用の加工をする際に麺には穴が開きコシや香りが失われてしまうのですが、重曹を入れることによってそれをよみがえらせる事ができるのです。
これだけの簡単な手順でモチモチとした食感の麺ができ上がるので、ぜひ試してみてくださいね。
安いカレーを高級カレーのような味わいにする
ほんの数百円で購入できるカレー粉を使ったとしても、ひと手間加えるだけで高級カレーのような味わいになります。
用意するのは甜麺醤(テンメンジャン)と梅酒です。
カレーに1~3人分に対して甜麺醤は小さじ1、梅酒はカレー2人分に対して1杯加えましょう。たったこれだけでカレーがグッと美味しくなります。
甜麺醤を使ったことがないという方も多いかもしれませんが、これは中華料理で活用される甘みそのこと。豆板醤とは違い、辛いものではないため、様々な料理に活用できます。
よく「作ったばかりではなく2日目のカレーの方がおいしい」と言いますが、甜麺醤を入れることにより、独特の甘さが2日目のカレーのようなうまみを引き出してくれるのです。
のそれだけでなく、梅酒を入れることにより甘みや香りも引き立ちます。
パサパサになりがちな鶏むね肉やわらかく仕上がる方法
鶏むね肉といえばもも肉などに比べてとてもお手ごろ価格で売られていますよね。
ですが、パサつきが気になって上手な調理方法がわからないという方も多いようです。
そんな鶏むね肉を美味しく仕上げる方法についてご紹介します。
まず、胸肉を均一になるような厚さに切ったらフォークでしっかり穴を開けていきます。次に、重さをはかりましょう。カバーを除いた胸肉の重さに対し、1%の砂糖、1%の塩、10%の水を用意します。
あとはこれらをビニール袋などに入れ、胸肉と一緒に1分ほどもみこみましょう。
切る際には肉の繊維に対して直角になるように切っていくのですが、最後に包丁の背を使って肉を格子状に叩くことにより鶏むね肉がやわらかくなります。
最初に塩を加える形になるため、料理をする際には通常よりも塩分を少し控えめにすると良いですね。
料亭のような卵焼きを作る方法
卵焼きといえば、家庭料理の定番としても知られていますが、なぜかペタっとしてしまうという悩みを抱えている方も多いようです。
一般的な玉子焼きの作り方としては、卵に砂糖やめんつゆなどを入れて焼く方が多いでしょう。ですが、これだけではふっくらとした卵焼きを作ることはできません。
ポイントになるのはだし汁を作るということ。粉末状のだしを使ってだし汁を使っても構いません。そして、ボウルには卵を先に入れるのではなく、だし汁、しょうゆ、砂糖、塩などの調味料を入れてしっかり混ぜた上で卵を割り入れます。
ここで卵を混ぜすぎてしまうとふっくら感が失われてしまうため、白身と黄身が完全に混ざらない段階でかき混ぜるのをやめるというのもポイントです。
まとめ
いかがでしたか?
簡単な方法でできる裏技を使って安い食材がまるで高級食材になる方法はたくさんあるので、できるだけ食材のランクを落としておいしく食べたいと思っている方は実践してみてくださいね。