年齢とともに髪質が変化して、やせてボリュームがでにくかったり、パサついたり。また白髪も増えてきて、ヘアカラーも白髪染め比率が高くなって行きますね。
そんな気になるエイジングヘアをカッコ良く、若々しく演出できるカラーリングやデザインカラーをご提案します。
目次
年代別ヘアカラーのポイント
白髪が増えてくると、おしゃれ染めの方がいいのか、白髪染めのほうがいいのか、それともヘナがいいのか、悩むケースもあるのでは?
おしゃれ染めと白髪染めの違い
おしゃれ染めも白髪染めも同じカラーリングですが、色素の配合比率が違います。白髪染めは白髪がちゃんと染めるための成分が多く配合され、明るくする為の脱色剤の配合量は少なめです。一方のおしゃれ染めは脱色剤が多く髪色を明るくできる反面、白髪は染まりません。
白髪染めなら、白髪も黒髪も染めることが可能なので、白髪が気になる方はおしゃれ染めではなく、白髪染めを選びましょう。最近人気のグレーカラーだと幅広い色に染められます。
ヘアカラーかヘナか
ヘナカラーは、100%天然成分なので、ヘアカラーより頭皮や毛髪への負担が少なく、傷みが気になる方にお薦めです。トリートメントや頭皮クレンジング効果もあります。ただしヘナには脱色効果はないので、髪を明るくすることはできません。また黒髪はほとんど染まりません。
またヘナ100%のもので染めると、白髪の部分はオレンジ又は赤っぽく染まります。インディゴで後染め、二度染め、重ね染めを行うことで、暗めに仕上げることが可能です。
お薦めカラー
白髪世代になると、真っ黒な黒髪はかえって違和感がありますし、白髪が出て来た際目立ってしまいます。少し色みを加えることで白髪は目立ちにくくなります。
アッシュ系
灰色の色みを加えるアッシュカラーは、白髪にもなじみやすく、また外国人のような柔らさと立体感を演出できます。大人っぽい印象で年齢に関わらずおしゃれ感が楽しめます。カラーバリエーションも多いので、自分の顔色にあったものを選びましょう。
グレージュ
最近人気の高いグレーとベージュの間であるグレージュは、ボブやミディアムのゆるふわスタイルで“大人可愛い”印象を演出できます。
アラサー・アラフォーに似合うデザインカラー
白髪はどうしても色が抜けやすいのが悩みですね。そこをカバーできるデザインカラーが「ウィービング」と「ハイライト」「ローライト」です。
ウィービング
ウィービングは明るい色や暗い色を細かいすじ状に入れて、立体感や動きを出すカラーリング技法です。メッシュよりも規則的なのが特徴です。白髪が色抜けして明るめになっても違和感がありません。
また全体カラーよりも髪につく薬剤が少ないため、髪や頭皮へのダメージが少ないのもポイント。
ハイライト&ローライト
髪色に明るめ、または暗めの色を部分的に入れていくカラーリング技法です。ハイライトは、ブリーチやカラー剤によってベースカラーよりも明るい部分を作ります。逆にローライトは明るいベースカラーに暗い色味を部分的に入れて、髪に動きと立体感を出します。
パーマとハイライト&ローライトを合わせると、見た目をボリュームアップさせることができるので、髪の毛がやせてペタッとしがちなアラサー・アラフォーに最適です。
これはやってはいけない、NGヘアスタイル
若々しさを追求するのはよいのですが、いつまでも20代の頃と同じような髪型にしているアラサー・アラフォーは、はっきり言って周囲からイタイと思われているかも。昔流行った髪型や、逆に最先端トレンドヘアなどは要注意です。
ソバージュ
一世を風味したソバージュ、今も20代のロマンティック系女子からは支持されていますが、アラサー・アラフォーがやると時代遅れ感が出やすく、かえってオバさん色が出やすい髪型です。手入れもけっこうかかるので忙しい女性には不向きかも。
シースルーすぎるバング
少し前に韓国で大流行し、綾瀬はるかさんや石原さとみさん、小嶋陽菜さん、益若つばささんなど人気芸能人やおしゃれ女子の間で大流行中の「シースルーバング」。おでこが透けてちらっと見えるくらいの前髪のことで、重めの前髪より軽やかで清楚さな可愛らしさをアピールでき、男子にも好印象です。ただしアラサー・アラフォーの場合、シースルーすぎると「ただの薄い前髪」になってしまい、貧相な印象になりがち。
まとめ 大人ヘアに似合うカラーリング、ヘアスタイルを!
気になる白髪ヘアを上手に活かせるグレーカラーや、立体感を出せる「ウィービング」「ハイライト」「ローライト」といったカラーリングテクを活かして、魅力的な大人ヘアをめざしましょう。
自分が20代の時のヘアスタイルにいつまでもこだわったり、また今時の20代の人気ヘアにチャレンジするのは、かえって年齢を目立たせてしまうので、気をつけてくださいね。