卵巣は年齢によって衰えていく事はご存知かと思います。
卵子も一緒で、排卵後の卵子の寿命は年齢によって差が出てきてしまいます。
卵子の寿命が長いほど妊娠しやすい、というのは想像がつきますが、卵子の寿命はどれくらいの期間なのでしょうか??
そして気になる寿命の最長期間は。。。?!
女性の体では毎月排卵が起こり、その時に精子と出会えれば受精卵となります。
そんな卵子ですが、排卵されてからどれくらい寿命があるのか知っていますか?
また年齢によって寿命に違いはあるのでしょうか。。。??
今回はそんな卵子の寿命について調べました!!
目次
一般的な排卵後の卵子の寿命は??
まず、排卵の仕組みですが、卵巣の中では卵子の元となる卵胞が成熟していきます。
そして成熟した1つの卵子が飛び出し卵管へ移動します。これを排卵と言います。
一般的に排卵後の卵子の寿命は約24時間とされています。
またその中で、受精可能時間は6時間から8時間です。
昔は24時間のうちいつでも受精可能と言われていましたが、研究が進むにつれて6時間から8時間のうちに精子と出会わなければ受精できないということがわかりました。
卵子の寿命は短いですね!!
年齢でどれくらい寿命は変わる??
卵子の寿命は一般的に24時間、しかし受精可能時間は6~8時間と先ほど述べましたが、これは健康的な生殖適齢期の女性を基準にしています。
卵子は女性の年齢と同じように年をとり、その分寿命が短くなります。
20代の女性の卵子はきれいな円形をしているのに対し、30代~40代の女性の卵子は楕円形などいびつな形が増えてくるそうです。
形がいびつということは。。。
- 受精しにくかったり
- 受精卵となってもうまく細胞分裂しなかったり
- 着床出来なかったり
と、不妊の原因にもなります。
卵子の寿命と妊娠率の関係
卵子の寿命の短さは、妊娠率にも表れています。
健康的なカップルが1年間避妊せずに性交を行ったときの妊娠率は、
- 20代 約80%
- 30代前半 約60%
- 35歳以降 約50%
- 40代前半 約30%
- 45歳以降 5%以下
になります。
この妊娠率は一概に女性の年齢によるものだけではありませんが、年齢と共に卵子の受精可能時間も短くなっていったり、受精する力が衰えていくということも一つの理由であると言えます。
年齢で卵子の寿命が変わるのはなぜ??
精子は約2ヶ月半で新しいものがどんどん生産されますが、卵子は違います。
女性は一生分の卵子の元となる細胞を持って生まれてきます。
- 胎児の時期は約700万個
- 生まれる時点で約200万個
- 月経が始まる思春期頃には約170万個~180万個
それからは自然に消滅していき、生殖年齢の時点で約20~30万個となっていきます。
その後も減少していき、1回の生理周期に1個しか排卵しないので、月経が開始してから閉経までの間に約300~400個しか排卵できないのです。
このように年齢と共に卵子の数も減っていきますが、生まれた時から体の中にある細胞ですから当然卵子も一緒に年を取っていきます。
ですから卵子の寿命も短くなっていくんですね!!
仕方ないことではありますが、自分自身も卵子もなるべく若くいたいですよね!
老化している卵子を元に戻すことは出来ませんが、睡眠不足にならないことや、ストレスを溜めないことで老化は防げます。
最低限の生活習慣を日頃から心がけるようにしましょう*
卵子の最長の寿命は。。。
卵子の寿命は個人差はありますが、24時間がほとんどのようです。
しかし、まれに36時間ということもあるようです!
しかし、24時間以上ある場合は本当にまれなことです。
もし、排卵に合わせてタイミングを取る場合は、排卵よりも早めにタイミングを取ってくださいね!
まとめ
卵子の寿命はたった24時間で、そのうち受精可能期間は6時間~8時間しかないということは驚きでした。。。
その期間内に精子と出会わなければ妊娠出来ませんから、妊娠するということがいかに難しく奇跡的なことかが分かりますよね。
妊娠したい方はまず排卵日の特定から始めて、精子と卵子がちゃんと出会えるようにタイミングを取ってください*
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