今回はレモンタルトをホットケーキミックスで作ります。
タルト生地を作ると聞くと非常に面倒な作業のように感じますが、手作りだからこそ自分の好きなようにアレンジも聞くタルト型を、簡単に作る方法から紹介していきます。
また今回はレモンタルトということでタルト型に入れるレモンフィリングのレシピも紹介します。
レモンは乳製品との相性がよく、口当たりをさわやかにするだけでなく、料理全体の色映えもよくしてくれる効果があります。
またレモンには女性にうれしいビタミンCも含まれているので、女性にはうれしいデザートにもなります。
どうしてもこういったスイーツを購入すると費用がかさんでしまうため、自宅で手作りを考えている方にはもってこいのレシピを紹介します。
＜タルトの材料＞ 18㎝タルト型1個分
ホットケーキミックス：150ｇ
バター：大さじ3
牛乳：大さじ2
＜レモンフィリングの材料＞
レモンの皮のすりおろし：小さじ2
レモン果汁：40ml
卵：2個
グラニュー糖：70～100ｇ
薄力粉：大さじ2
ベーキングパウダー：小さじ1/2
＜タルト型のレシピ＞
1.耐熱ボウルにバターを入れ電子レンジで30秒温めて柔らかくします。泡だて器で混ぜ、クリーム状にします。
2.1にホットケーキミックス、牛乳を入れてよく混ぜ、ひとまとめにします。
3.生地をラップで包み、冷蔵庫で30分から1時間休ませます。
4.冷蔵庫から取り出しラップを外します。めん棒で5㎜くらいの厚さに伸ばし、タルト台に乗せます。フォークで全体に空気穴をあけます。
5.180度のオーブンで10分、ほんのり焼き色がつくまで焼きます。
＜レモンフィリングのレシピ＞
1.レモンの皮をすり下ろします。レモン果汁を絞ります。
2.ボウルに卵を溶き、グラニュー糖、レモンの皮のすりおろし、レモン果汁を入れ、ゴムベラで混ぜ合わせます。
3.2に薄力粉、ベーキングパウダーをふるい入れ、ゴムベラでさっくりと混ぜます。
4.タルト生地が焼けたら熱いうちにレモンフィリングを流しいれ、170度に下げたオーブンで約25分焼きます。
5.焼きあがったら取り出し、型に入れたまま冷まします。冷めたら型から外し、切り分けます。
＜ポイント＞
タルト型に生地をのせる際、タルト型より少し大きく伸ばしてのせましょう。
小さく伸ばしてしまうと生地が足りない部分がでてきてしまいます。タルト型からはみ出してしまった生地はめん棒を転がして取り除きましょう。（余ったタルト生地はクッキー型で抜いて焼くとクッキーになります。）
生地をのせた後は、手で優しく生地を押してタルト型のフチや底にぴったりとつくようにしてください。
5の工程で、タルト生地は、あとでレモンフィリングをのせてもう1度焼き上げるのでここではまだ完全に焼き上げないように気をつけてください。レモンは皮の部分も使用するのでなるべく国産のものを用意しましょう。
外国産のものよりも国内産のほうが高価ですが、香りが立ちやすいものが多く、皮の部分もきれいなものが多いのが特徴です。
フィリングに果汁をたくさん入れたいのであれば外国産のほうが果汁は多くなりやすい傾向があるので、自分の好みに合わせたレモンをチョイスしてください。
自分の好みになるかどうかはレモン選びが重要になります。
タルトはパティスリーには欠かせないラインナップの一つとなっています。
タルトにはいろいろな種類があり、生地にクリームを流し、果物等で飾り付けたものや、チーズなどを流し焼いたものなど様々です。これらはパティシエのアイデアと腕によって決められるものですが、作ってみると意外なほど難しくありません。
今回紹介しているホットケーキミックスを使うと、難しい生地の焼成が簡単にできるので、ミスなくできることから自作のメニューに加わりました。
タルトの良いところは、好きな果物やクリームとの組み合わせが可能なところです。
基本的に合わない組み合わせはないので、マロンやチェリーなどの普段のスイーツづくりでは利用しないような素材でも組み合わせると非常においしく食べることができます。
この点がおすすめの理由です。
タルトは世界中で食べられているお菓子であり、ラテン語のトルテが始まりであるとされています。
古代ローマ時代から丸い形状で食事から祝いの席のケーキまでを兼ねた生地の基本形であり、現在でも様々な形で食べられています。基本的には完成形が円形の形状をしていることから名づけられたというゆえんもあり、丸く作る型が一般的です。
今回紹介したレシピのレモンタルトは、地中海地方でよく取れるレモンを使った夏にはピッタリのクリームタルトです。
フィリングを作って流し込み薬だけの簡単なレシピですが、酸味がきくように作るとより香りが出て美味しくいただけるでしょう。
ビタミンカラーが食欲をわきたてるようなレモンタルトをホットケーキミックスで作ってみてはいかがでしょうか。